オタクとしては【魔法使いの約束】【オーエン】

箒に乗って ページ21

エピソード17

A「うわぁ…！」



どうも皆さんこんにちは、Aです。

え？どうしたのかって？
それはね。

そうです。箒に乗って空を飛んでいます。

めちゃくちゃ綺麗な景色で風も心地いいんですけど、
めちゃくちゃ怖いです……


まあ、それはさておき。
ラスティカの素敵なエスコートのお陰でそれなりに快適に過ごすことができた。

のに、

フィガロやファウストの会話を聞いて、シャイロックがパレードで祝福の花が投げられるか、石を投げられるかわからないなんて言い出した。


A「そんなこと考えないでください！北の魔法使いまでいるんですよ？大丈夫ですってば！」


シャイロック「賢者様は本当にお人好しなんですね」


A「それどういう意味ですか？」


スノウ「まあまあ、2人とも落ち着くんじゃ」


ホワイト「賢者の言う通り、北の魔法使いもとい問題児達とも団結力をガツンと見せつければ良いのじゃよ！」


A「そうですよね！！うんうん！オーエンも協力してくれるよね？」


オーエン「………」


A「おーい？」


オーエン「ああ、うん」


A「オーエン大丈夫？ごめんなさいラスティカ、オーエンの所まで下がれますか？」


ラスティカ「はい。もちろんですよ」


ラスティカは私が不安にならないようにゆっくりとオーエンに近づいてくれた


A「オーエーーン！生きてる？体調でも悪いの？一旦休もうか？」


オーエン「いいや。大丈夫」


A「そう？そんな風には見えないけど…」


オーエン「そんなに気になるなら一つお願い聞いてくれる？」


A「はい！なんなりと！」


オーエン「ラスティカじゃなくて…。僕の箒に乗ってよ…」


A「え、それは構わないけど……。空中で変わるのはちょっと……」


オーエン「ああ、そう。ならいいよ」


A「ごめんね！次はオーエンの箒に乗るから！」


オーエン「………」


スノウ「(小声で)オーエンちゃん、ヤキモチかのう？」

ホワイト「(小声で)ヤキモチじゃな？」


オーエン「うるさい。その口どころか姿形全部消してもいいんだよ」


スノウ「きゃー、怖いっ」


ホワイト「かわいいのう」


オーエン「はぁ……」


A「ごめんなさいラスティカ。折角下がってくれたのに……」


ラスティカ「いえいえ、お気になさらないでください」


そう優しく微笑むラスティカに少し頬が熱くなるのを感じた。

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