EP0【こんな展開待ってました！】 ページ2
ある日の夜の部活帰り。私は、部活で忙しくて消化しきれずに溜まっている録画のことを考えていた。
(確か、声優さんのバラエティ番組に、今期のアニメが7本と、再放送が2本……)
私はまぁ、見ての通りオタクである。
幅広い方ではあるものの、熱しやすく冷めやすいタイプなので、よくゲームのログインは途切れることが多い。
しかし、そんな私が最近ハマっているのが……、
『魔法使いの約束』！
これがまたストーリー良し、キャラ良し、声優良し、絵良し、曲良し、ゲームの仕様も良しで、私としては今までやってきたゲームの中で3本の指には入るレベルだ。
推しは何と言っても、あの浅沼さんが演じるオーエン！もうボイスが神すぎる。反則です。はい。
(私も賢者として呼ばれないかな、なーんて。
私は魔法使いたちと仲良くなれなさそ。
あんなコミュ力持ち合わせておらん……)
そう思い、見上げた夜空には大きく綺麗な月が浮かんでいた。
「綺麗な月……。あ、写真」
私は、月の写真を撮りながら昨日みた変な夢のことを思い出した。
変な夢というのは、誰かが私に向かって
『次は絶対に、僕が君のことを守るからっ……』
と言うのだ。
いくら何でもアニメの見過ぎだと思うくらいのシチュエーションに内心ちょっと怯えつつも、妙なことに、見たこともない景色になんとなく懐かしさを覚えていた。まあ、こんな話をオタク仲間の友人に言っても信じてもらえはしないだろう。
部活が忙しくて疲れているのかもしれないとか、漫画の読み過ぎ、アニメの見過ぎ、妄想のし過ぎのせいかもしれないとか、あれこれ考えているうちに、我が家があるマンションに到着した。
いつも乗るエレベーターのボタンを押し、待っている間にまほやくの妄想をする。あんなに大きな月を見たのだから、もしかしたら私もあちらの世界に行ってオーエンたちに会えるかもしれないと。そんなわけあるかと脳内でツッコミつつ。
そして、いつも通りエレベーターに乗って無事に帰れる——
はずだった。
「やあ」
「え……？ あれ、これって……」
目の前に浮かんでいる見覚えのある帽子が、聞き覚えのある声で喋った。
「ようこそ、賢者様。
エレベーターの行き先は、私がご案内いたしましょう」
間違いなくそこにいるのはムルであり、ムルではないものだった。
「くぅうっ……！ こんな展開待ってました！」
私は体の奥底から湧き出す興奮と共に、そう大きく叫んだ。
止まっていた時間が、動きだす——。
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明瞻(あけみ)(プロフ) - 夢御神槌さん» 大丈夫ですよおおおおおおおおおおおおおおおおおおお！！！！！！！！！！！コメントありがとうございます！ (2020年11月1日 9時) (
レス) id: b0e4b10a69 (このIDを非表示/違反報告)
夢御神槌(プロフ) - オーエンお誕生日おめでとうおおおおおおおおおおおお！！！！！！！！！！！！←すみませんお祝いした買っただけなんでs((((殴 (2020年11月1日 9時) (レス) id: f59e7bfd64 (このIDを非表示/違反報告)
明瞻(あけみ)(プロフ) - 怜榎さん» ありがとうございます！！やっと21章に辿り着けたところなので少し編集しつつ頑張っていこうと思います！ (2020年4月6日 20時) (レス) id: b0e4b10a69 (このIDを非表示/違反報告)
怜榎(プロフ) - 初めまして！！うちもオーエン推しなんです！！作ってくれてありがとうございますぅぅぅぅ！楽しみにしてまーす！ (2020年4月6日 19時) (レス) id: 197c7b9509 (このIDを非表示/違反報告)
明瞻(あけみ)(プロフ) - NEO GEOさん» ありがとうございます！最近コロナで大変ですよね…。私は幸運なことに私の地域ではコロナは出ていないので(隠れはいるかもしれませんが)自宅でオタ活しています！wこれからも書けるよう頑張りますので応援よろしくお願いします！！ (2020年4月5日 0時) (レス) id: b0e4b10a69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：明瞻(あけみ) | 作成日時：2020年4月3日 10時
