【文スト×コナン】米花町に太宰(貴)がトリップ？！

42 ページ44

最初に上がった爆音、悲鳴の原因もあれだろう。


女性店員の傍には、大柄な男がいた。

手には拳銃を持ち、腰には本物の手榴弾をぶら下げている。

だが、不思議なことに全くそれを感じさせない平然とした立ち振る舞いをしていた。

コ｢あの人がリーダーか｣

コナンくんと安室さんが私の方に駆けつける。

死角となっている小さな通路では、買い物客の悲鳴とそれを制圧するこの上なく高圧的な指示が響き合っている。


恐らく、目に映るこの数人の男たちの他にも仲間がいるのだろう。


━━━━━━━━━━━━━━━
安室さんseid

｢……で、これで全部か？｣

｢はい。買い物客含めこのフロアのこちら側の人間は全員です｣

｢たのしいお買い物中に残念だったなぁ〜｣

大柄な男は、思ってもないことを言う。

僕は大人くしく、テロリストらの支持に従い、一角のスペースに私たちを含む数十名の人間が集められた。

皆、後ろ手に強力なガムテープのようなもので固定され、床に座らされる。

何とかしなくては！！

安｢すいません。さっきからトイレ行きたかったんですけど、言ってきちゃダメですかね？｣

｢ああ？トイレ？ならしょーがねーなー。オラ、さっさと済ませろよ。｣

と言って一人の男が着いてくる。なんか案外ちょろかった。

トイレに入り、着いてきた男の顔面に足蹴りをプレゼントとする。すると、ドサリと倒れた。

安｢大した事ないな。｣

コ｢っ？！安室さん？！どうしてここに？｣

コナンくん発見。

安｢トイレと言ったら、連れてきてくれてね。あとは見ての通りさ。｣

コナンくんは？と聞くと、

捕まる前にトイレに逃げ込んだと言う。流石としか言いようがない。

安｢何とかする方法を考え___｢あ〜テステス。聞こえてるな？｣

いきなりキーンとした声がする。
この建物のアナウス用スピーカーから大音量で流れているようだ。


｢えー警察署君、お勤めご苦労。1度しか言わないのでよく聞くよーに。｣

男の声が流れた途端、外の音が静かになる。


｢もう分かるよーに、このフロアは俺たちが占拠した！数十名の人質も今は無事だ！__今はな。

で、簡潔に言うと要求はひとつ！！

今から30分以内に10億、用意しろ！！｣


安｢10億？！そんな大金用意できるのか？！｣


コ｢出来なくはないよ…だって、このデパート、鈴木財閥のだからね。｣

安｢なるほど。｣

コナンくんが倒れた男の声で電話してるうちに、テロリストの数を確認した。

43→←41

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す