【文スト×コナン】米花町に太宰(貴)がトリップ？！

32:太宰の正体編 ページ34

赤井さんseid

夜遅くに、電話がなる。

スマホではなくて、家の方の電話だ。

名前など聞かなくてもわかる。理由は簡単。電話する約束をしていたからだ。

スマホでは無い理由はただ1つ。
スマホだと彼の様子が見えないからだ。

赤｢太宰A……｣

彼は今、本を読んでいる。真剣に呼んでいてこちらのことなど気づいていない。
時々あくびしていて、眠そうだった。

コ｢Aさんの様子はどう？赤井さん｣


赤｢あぁ、特に変わらない。今まで報告した通りだ｣

ボウヤとはAさんの情報を共有しあっている。

赤｢ところでなぜ彼は包帯をしている？｣

コ｢分からない。怪我してるのかも。｣


赤｢まぁ、じさつマニアだからという理由で片付けがね、この前も、海で魚の網取りに絡まって救出されてると聞いた｣


コ｢((￣▽￣;;)ｱ､ﾊﾊﾊﾊ…(なーにやってんだあの人)こっちも、ドラムカンでじさつしてたよ…近所の子供に蹴られて痛いって言ってたけど｣

赤｢ホー。なぜ彼はじさつしたがる？｣

コ｢さぁね…さっぱりだよ…あの人は何考えているのか分からない。｣

赤｢ボウヤと同意見だ。｣

コ｢怪盗キッドの件だけど…1発で、正体を見破っ…たらしい｣

赤｢その時に出た言葉『おださく』については？｣

コ｢灰原に…調べてもらった…ど特に…かった…｣

おかしい。最初は聞こえていたのに、今は聞こえずらい。

赤｢！！？？ボウヤ、聞こえずらいが、何かあったか！？(まさかっ？！)｣

すると返ってきたのは意外な答えで、

コ｢あぁ、ごめん。赤井さん僕、博物館から帰る時に人混みで押されて、スマホ落としちゃって…(--;)

たまに聞こえずらくなるんだ。｣

さっき博士に調べてもらったから盗聴の心配はないと思うよ

と付け足す。

赤｢……そうか。｣

コ｢それで…赤井さんからみた感じは…どうだった…｣

赤｢確かに、彼は頭がキレる。それに体術…どの危ないところにいても納得だ。｣

コ｢うん…で、Aさんが言った、『おださく』って聞こえた？｣

赤｢あぁ、彼はコートにスマホ入れていたからな。こちらではしっかりと聞こえたぞ。｣

コ｢それで、なんて？｣

赤｢『今とはまるで逆。だが、行いには後悔はしていない……もう一度会えたらなァ。織田作。』｣

コ｢もう一度会えたらなァということは！！｣

赤｢行方不明か、死亡したケースが高いな。今と逆って言葉も闇の住人だった可能性が高い｣

電話の向こうで息を飲んでいるのがわかる。

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