岩柱の継子はマイナス思考 短編集だよ

悲鳴嶼を守りたかったらしい ページ9

「行明さん！！危ないっっ！！！！」




動いたんだ。体が勝手に




その瞬間とんでもない衝撃が体に走った



「っぅがっ！！」

いだぃ…






悲「っA！！なぜ、、！！


何故、私を守ろうとなんかしたんだっ！！」






行明さんの声だ




怒ってるのかな、悲しんでるのかな、




嗚呼泣いてる。





でもさ、あなたじゃないと鬼に勝てないから。





僕じゃあの鬼舞辻に勝てないから






僕が犠牲になっても…あなたに生きて欲しかった。





僕がいても足手まといなだけだから、




言わなきゃ…
最後なら…これが最後なら伝えなきゃ



「行冥さん…僕…よわくて、ゴメンなさい、

でもあなたの役に立ちたかった…ボロボロの僕を救ってくれたこと、住む場所をくれた事、


本当に嬉しかった、ありがとうございました…




来世で、会いましょう…



次は鬼のにない世界で、出会いたい…｣



猫でも飼って、




2人で…




悲「う、ぅぅなぜ…A、A返事をしてくれ…君は弱くなんてない…人を守れる強さのある人間だっ、それだけは分かってくれ……




あとは




任せてくれ｣





うん……





あり……が、とぅ








さようなら

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