プロローグ ページ1
「ふえぇぇぇっ！！」
大きな泣き声が部屋中に響く。
バタバタと廊下をかける音と共に、誰かさんが私の部屋に飛び込んできた。
「……まふくん？」
「う、ぐすっ」
私より20センチくらい身長が高くてちゃんと男の子のはずの彼は、今は顔が涙で大変なことになっている。
「どうしたの」
「ぁ、あのね…みっくす、へたって言われたのっ…」
ソファに腰掛けた私の背中にぐりぐりと頭を押し付けながら、彼はまた涙をこぼした。
歌い手の活動をしているから、そのことで批判されたのだろう。
「…ったく、まふくんはＭＩＸ上手なんだから、コメントなんて鵜呑みにしなくていいんだよ」
「ふぇ、ほんと…？」
「うん。私はまふくんのＭＩＸ好きだよ」
ニッコリ笑って頭を撫でると、えへへ、と嬉しそうに笑った。
目尻に光る涙を拭うまふくんは、黙っていれば本当にカッコいい。
だからきっと、俗に言う「残念イケメン」ってやつなんだろう。
こんなに泣き虫で甘えん坊さんなまふくんだけど、昔はもっともっと…
泣き虫だったんだよ？
これは私と、泣き虫なまふくんの高校時代のお話。
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ちあこ(プロフ) - S姫さん» コメントありがとうございます！！！かわいいですよね泣き虫まふ君ｗ これからも更新頑張りますね！ (2014年9月11日 0時) (
レス) id: 396c214124 (このIDを非表示/違反報告)
S姫(プロフ) - 泣き虫まふさん可愛過ぎるっ…////これからも楽しみにしております！更新頑張ってください！！ (2014年9月10日 18時) (レス) id: 4615c7fcb4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちあこ | 作成日時：2014年9月6日 16時
