【ハイキュー!!】烏、鳴き方がわからない【男主】

第 ３５ 球 ページ39

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２試合目


烏野高校−音駒高校
［ 22 − 25 ］
［ 24 − 26 ］




勝者：音駒高校








３試合目


烏野高校−音駒高校
［ 25 − 27 ］
［ 30 − 32 ］




勝者：音駒高校









烏野高校

勝利数およびセット獲得数：０









文字通り "完敗"









.


.









負けたのにも関わらず

気分は負けた今の方が清々しかった









猫又「____正直、予想以上の実力だった」









練習試合が終わり





「特に"攻撃"が良い」と褒め

「いかにそこに"繋ぐ"か」と



アドバイスをくれたのは音駒の監督、猫又監督









猫又「ああ、それと____」









猫又監督は

突然こちらを向くとニッコリと笑う









猫又「うちが誰も止められなかったあのスパイク…あれが一番予想外だった」









きっと、

二試合目の時のことを言っているのだろう



気恥ずかしくも嬉しかった








そしてその笑顔のまま

「何事も"やってみる"から始めなさい」と言った









この言葉は "俺たち" に対してだろうか。









猫又「全国大会で会おう」









それとも、

"俺" 個人に対してなのだろうか。









もし、答えが後者なのなら









つまりそれは、

"声を出す" 努力をしろということで




俺はその努力をしてない








と、言うことだろうか。









『…………………』








わからない









人間が

声の出ないことに過敏に反応することが






俺にはわからない








.


.


.


.









____片付け中







「A」と名前を呼ばれ



聞き覚えのある声に

ネットを持ったまま振り返ると









黒尾「おー、さっき振りー」









見覚えのある顔が居た









そういえば、

練習試合中、黒尾と一回も話してなかったな。




そんなことを思う









黒尾「見かけに寄らず強いのな、お前」








そちらも見かけによらずしなやかで。




挑発するような笑みを浮かべる黒尾に

同じように笑みを向ける









すると突然、後ろから









「____…クロ、」









恐らく、クロとは黒尾のことだろう。





つい昨日見かけた

プリン頭の少年が黒尾のことを呼んで居た

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