【ハイキュー!!】烏、鳴き方がわからない【男主】

第 ３０ 球 ページ34

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________チュンチュン____









鳥が甲高い声で鳴き

俺の睡眠を邪魔してくる朝が来た









澤村「____朝だぞー！全員起きろー！」









もう朝か。と思うと同時に




頭では

もう少し寝ていたいとも思う









『…………………』









でも、

皆に続けてなんとか起きる




頭はまだボーッとしている







が、








日向「ふわぁぁあ……おはようございま…___ひぃぃぃぃぃっ！！！」









俺を見て叫ぶ日向の声で

眠気も吹っ飛び



そしてショックを受ける









日向「わぁぁぁあああっ！！Aさん怖いぃぃぃいいっ！！」







なんだ、

俺はバケモンか何かか。









菅原「あー…昨日のやつかー…」









スガさんのボソリという呟きに

ああ昨日のか。と納得し



どうしたものかと再度悩んだ。









縁下「去年も思ったけど、あーいう話って何処から仕入れて来てんの？」









さて、仕方ない。









『［俺、朝食の準備してきます］』









悩んだ結果、

ここに居ない方がいいと思った。




ジャージ姿のまま食堂へ









廊下に出ると

ひんやりと足が冷たさを感じる




そして足跡が響く









眠い。と思っていたけれど



日向の声と

冷たい廊下で完全に目が覚める









合宿の朝は早いんだよな、

今何時だろう








ふと思い、壁にかけてあった時計を見る









時計の針は

６時ちょっと過ぎを指していた




ああ、早い。









『…………………』








時間をみたら

何故だがまた眠気が襲って来た






欠伸を一つする








でも

俺の口からは日向のような声ではなく



ただの空気が漏れる








眠い

眠い



そして虚しい









静かな廊下

静かな朝







そんな静かなここからは









耳をすませば、



いや

すまさなくても聞こえてくる









仲間の "声"







いいなぁ。

そんなことを思う








.


.


.








そんなことを思いつつ

音もなく




食堂へ向かった

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