【ハイキュー!!】烏、鳴き方がわからない【男主】

第 ２６ 球 ページ29

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烏養「じゃあレシーブからいくぞー！」








この掛け声が合図で部活が始まった






最初はレシーブ練習で、

俺の順番は最後








烏養「五本連続で決めてけー！」








今のコーチの

今の烏野練習はどんなのだろうか。






やはり前監督のようなスパルタだろうか






ああ、

嫌だなぁ。とは思ったが



不思議と出来ないとは思わなかった






.



.







清水「___五本、成功です」








気づけば、

もう俺の順番だった








烏養「よし次！」







前の人と

入れ替わりに俺が前に出て



レシーブ体制になる





.


.







『…、……_________』







___お願いします







.


.









烏養「大丈夫か？」








大丈夫です。




そう伝えるように

軽く頷き、手を前に出す







すると

それを読み取ったのか、



ボールの叩く音がした








そしてボールは、

どんどん俺の手に近づいてくる









俺もボールに

合わせ、
近づき、


そしてボールが腕に当たる








ズシリと重みのある感触が

ボールが当たったのだと実感させる







そして

すぐに軽くなる。



ボールを見れば宙に浮いていた









その間、 "音は無い"








.


.





『……、…_________』








練習でも

試合でも、


そんなものは関係ない。






全てに全力を尽くせ







後悔すると分かっているなら


今、

後悔しないように







ボール一つ一つに、"音を消せ"







音を

音を無くせ、




息をするのも忘れるくらいに









動きを止めろ









時を止めろ









音を出すな









.



.






攻撃も

守りも


ボールが俺に触れたその瞬間は








『____________…、…』








コートは俺の支配下だ






.



.



.








日向「___…すっげぇ…」






.



.






静かなコートに



日向の

そんな言葉が響いた

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