【ハイキュー!!】烏、鳴き方がわからない【男主】

第 １４ 球 ページ17

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______ピーッ!!__





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一斉になる笛の音








それを合図に

何もかも




一斉に始まる









でも終わる時間は違う









勝てば "コートに生き残り"

負ければ "コートを去る"



簡単なルール









多くは前者を希望するだろう









だが


"目の前に鉄壁が立ちふさがった時"









人は、諦められずに戦えるだろうか







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相手は強豪校で、




サーブも

スパイクも強烈。








それだけならまだしも








相手の学校の一番の売りは









烏野のエースをも凌ぐ


"ブロック"









試合中は、自然とエースにボールが集まる









理由は、

「誰よりも得点を取れる」から。









そんなエースが

そんなエースのスパイクが



全て止められる









分かるだろうか。









最初は、

「大丈夫」
「もう一本」
「次で取り返す」など









言葉はいくらでも出てくるだろう









それでも

どんなに強い精神があったとしても




いつかは "折れる"









折れたエースを見て



仲間は

諦めずに戦えるだろうか









誰よりも

「得点を取れる奴」が


「取れない」と言っている状況で









残りの仲間は、戦えるだろうか









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菅原「_____ッ、A！」






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フワリと

ボールが高く宙を舞う









俺に上げられたトス









それを向かって

俺も


タイミングを合わせる









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___トッ______





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助走を始めてから、スパイクを打つまで









音を最小限まで小さくし

力を最大限まで発揮する









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_____ダンッ！__







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己を弱点を









『……………_________』









武器へ






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結果は負けた









正直、悔しくて



でも学校に戻れば

「次は頑張ろう」となるかと思った








でも









旭先輩と西谷が喧嘩をした








俺は咄嗟に西谷を止める

すると西谷は、









西谷「声の出ねぇ奴は黙ってろ！」









そう怒鳴った









おいおい、矛盾してるぞ

勢いの言葉に何故か可笑しくなる








俺、一言喋ってねぇよ。









声出ないんだから

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