【ハイキュー!!】烏、鳴き方がわからない【男主】

第 １３ 球 ページ16

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あの練習試合から約一ヶ月









澤村「___5分休憩ー！」









スパルタ過ぎる

この練習にも慣れて来た









そんな、ある日の休憩時間









『……………………』









なんだろう









"モヤモヤする"









前にもあった


中学最後の大会前と同じ









強くなっているのかという不安。









周りの皆は、



前より

ずっと上手くなってるという現実。









この二つを


認めたくない意地と、妬ましく思う心。









羨ましい、そして憎い。と








.

.







つまりは "嫉妬"









楽しかったバレーも


仲間の才能に嫉妬する自分









そんな自分が








.



.








"「Aー！」"






.

.







『……………………』









.

.







本当、嫌いだ









仲間の声が酷く耳に障る



あの笑い声が

あの俺を呼ぶ声が









あの声が、本当に憎たらしい









どうしたんだよ

俺、



いつもみたいに笑えよ









嫉妬なんかするなよ

妬むのなんかやめろよ









皆、一生懸命に練習してるんだ

その結果がコレなんだ






認めろよ









.

.







『………_____________________』





.

.








声が出ないことなんて









もう、どうしようもないじゃないか








.

.








どうせ傷つくくらいなら



精々

笑っていよう









いつもみたいに









自分を

押し殺せばいい









自分自身も騙せばいい









.

.









『________……………』








それが、俺なんだから。







.

.









自身も騙し続けて


気づけば、









___冬の大会当日









初戦の相手は


強豪校





伊達工業








なんと運のない









『…………………………』








はぁ、

やる気など毛頭無い









それだからなのだろうか









『……………………、…___』









ただ

ただ


ため息、という名の空気ばかりが出る

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