検索窓
今日:4 hit、昨日:18 hit、合計:512,477 hit

6話 ページ8

それから月日は流れ、私は10歳になった。



タッタッタッ


「鱗滝さん!水やりおわったよ!」


「あぁ、ありがとうゆきな」


そう言って鱗滝さんは私の頭を撫でてくれた。


「えへへっ」



あの日から鱗滝さんとの生活も5年の歳月が流れ、私は畑仕事などを手伝いながら暮らしていた。



「ゆきな、今日は少し町まで行く。支度をしなさい。」



「はーい!」



久しぶりの鱗滝さんとのお出かけで、嬉しさのあまり急いで準備をする。



「よし、行くか」



「うん!」



そうして、手を繋いで町へと出かけ用事を済ませ家へと帰っている時だった。

ちょうどあの日のような夕焼けが沈んだ時間だった。




【?、なんだろう嗅いだことのある匂い。


すごく嫌な匂いがする】




そう思い鱗滝さんを見上げると繋いでいた手を離した。



「ゆきな、絶対に儂より前に出るなよ。少し離れていろ。」



「?、うん、分かった。」



私が返事をしてすぐ鱗滝さんは近くの小さな家へと足を進め、家の前まで行き戸に手をかけた。


「ぐわっっ!、うっ、」



「父さんっ、!」


誰かの叫び声と子供の声。そして、暴れているよう物音が聞こえてきた。

7話→←5話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (114 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
320人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 冨岡義勇 , 錆兎   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ゆっきー(プロフ) - あんこさん» この小説に直接関係してこない為記載しておりませんでしたが、原作の二人の年齢よりも5年早く生まれているという形にしております。ご不快に感じられましたら申し訳御座いません。 (2019年6月8日 11時) (レス) id: e80b671816 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ - あの、少し疑問なんですが、黒髪と白髪の子供は年齢的にまだ生まれてないか、赤ちゃんだと思うので、選別の案内はできないと思うのですが。 (2019年6月8日 7時) (レス) id: aed935a54c (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー(プロフ) - ミストラ〜ドさん» ありがとうございます!人様に見せられるものが書けているのか不安になる時があるのでそう言って頂けて光栄です!今度とも是非よろしくお願いします! (2019年5月20日 23時) (レス) id: e80b671816 (このIDを非表示/違反報告)
ミストラ〜ド - 錆兎が出て来る小説あんまり無いから重宝してます!!でも錆兎死んじゃうんだよなぁ…(泣。そして作者様の文才凄い…。更新毎日楽しみに待ってます!!更新ファイトです! (2019年5月20日 21時) (レス) id: b0787012e0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー(プロフ) - 紅さん» ありがとうございます!原作と違う所もございますので是非続きをお楽しみ頂ければと思います。私も無闇にキャラが死ぬのは嫌なので意味のある死だったと思って頂けるように頑張ります! (2019年5月20日 17時) (レス) id: e80b671816 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆっきー | 作成日時:2019年5月14日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。