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34話 ページ41

錆「ゆきなちょっと来てくれないか?」



寝る準備をしていると錆兎が部屋に来てそう言った為2人で外に行く。



「どうしたの?」



錆「最終選別に行く前にお前と2人で話がしたいと思ってな。」



不思議に思いながら錆兎が話し出すのを待つ。



錆「父さんが死んだ時お前が抱きしめれくれたから俺は一人にならずに済んだ。

お前が泣けなかった俺の代わりに泣いてくれたから俺の心は枯れなかった。

ゆきな、お前がいてくれたから俺は今ここにいられるんだ。


俺と出会ってくれてありがとう。」




「!!」


錆兎がそんな風に思っていたなんて全く予想もしていなかった為少し涙ぐんでしまう。


「私の方こそありがとう。

錆兎が居てくれたから私はずっと寂しくなかったよ。

貴方がいてくれたから剣士になろうと思えた。

本当のお兄ちゃんみたいに格好よくて優しい錆兎の事が大好きだよ。



だから生きて帰ってきて。」




錆兎は驚いたような顔をした後なぜか少し辛そうに悲しそうに笑った。




錆「あぁ、必ず義勇と真菰と帰ってくる。」



「うん!約束ね。」



話し込んでしまったと2人で家へ戻る。



錆「兄、か。」



そんな錆兎の呟きは風に消え私には届かなかった。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 冨岡義勇 , 錆兎   
作品ジャンル:恋愛
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ゆっきー(プロフ) - あんこさん» この小説に直接関係してこない為記載しておりませんでしたが、原作の二人の年齢よりも5年早く生まれているという形にしております。ご不快に感じられましたら申し訳御座いません。 (2019年6月8日 11時) (レス) id: e80b671816 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ - あの、少し疑問なんですが、黒髪と白髪の子供は年齢的にまだ生まれてないか、赤ちゃんだと思うので、選別の案内はできないと思うのですが。 (2019年6月8日 7時) (レス) id: aed935a54c (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー(プロフ) - ミストラ〜ドさん» ありがとうございます!人様に見せられるものが書けているのか不安になる時があるのでそう言って頂けて光栄です!今度とも是非よろしくお願いします! (2019年5月20日 23時) (レス) id: e80b671816 (このIDを非表示/違反報告)
ミストラ〜ド - 錆兎が出て来る小説あんまり無いから重宝してます!!でも錆兎死んじゃうんだよなぁ…(泣。そして作者様の文才凄い…。更新毎日楽しみに待ってます!!更新ファイトです! (2019年5月20日 21時) (レス) id: b0787012e0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー(プロフ) - 紅さん» ありがとうございます!原作と違う所もございますので是非続きをお楽しみ頂ければと思います。私も無闇にキャラが死ぬのは嫌なので意味のある死だったと思って頂けるように頑張ります! (2019年5月20日 17時) (レス) id: e80b671816 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆっきー | 作成日時:2019年5月14日 19時

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