10話 ページ12
「鬼殺の剣士は生半可な覚悟で務まるものではない。常に鬼に命を狙われる。儂もお前の事を護ってやれなくなる。」
鱗滝さんの気迫に押されながらも話し出した。
「私は、家族が死んで、その時もおにぃちゃんと鱗滝さんに護ってもらって、それからもずっと、、何も知らずに今日まで過ごしてきた、、、
でも昨日、錆兎の家族が襲われているのを見て、また何も出来ずにただ立っているだけの自分がどうしようもなく嫌で、、、
私が家族が死んで直ぐに鬼を倒す術を鱗滝さんに習っていれば錆兎のお父さんは死ななかったんじゃないかってそんなことも思ってしまって、、、
そんな後悔もうしたくないから、、
もう何も失わなくていいように、
私も、強くなりたい!!!!」
そう言った私に錆兎が目を丸くし、鱗滝さんも何かを考えているようだった。
「分かった、、、ならばその覚悟試してみよう。但し例えゆきなでも儂は育手としては一切手加減をしないそのつもりでな。」
「っ!!!はい!ありがとうございます!」
「よかったな。」
「うん!」
錆兎がにっこりと微笑み、私もそれにつられて微笑んだ。
「よし、そうと決まれば二人とも直ぐに支度をしろ。山へ行くぞ。」
「はい!!」
二人揃って返事をした。
_________
これからようやく修行に入りますが、修行シーンはほとんどカット致します。炭治郎の修行と同じような内容です。
ただこの二人は炭治郎が錆兎に出会った後の様な必死さで最初から修行してる感じです。
冨岡さんやっともうすぐ出てきますが、真菰ちゃんの登場シーンはだいぶ割愛します。錆兎と同じ様な感じで鱗滝さんが拾った設定になります。
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ゆっきー(プロフ) - あんこさん» この小説に直接関係してこない為記載しておりませんでしたが、原作の二人の年齢よりも5年早く生まれているという形にしております。ご不快に感じられましたら申し訳御座いません。 (2019年6月8日 11時) (レス) id: e80b671816 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ - あの、少し疑問なんですが、黒髪と白髪の子供は年齢的にまだ生まれてないか、赤ちゃんだと思うので、選別の案内はできないと思うのですが。 (2019年6月8日 7時) (レス) id: aed935a54c (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー(プロフ) - ミストラ〜ドさん» ありがとうございます!人様に見せられるものが書けているのか不安になる時があるのでそう言って頂けて光栄です!今度とも是非よろしくお願いします! (2019年5月20日 23時) (レス) id: e80b671816 (このIDを非表示/違反報告)
ミストラ〜ド - 錆兎が出て来る小説あんまり無いから重宝してます!!でも錆兎死んじゃうんだよなぁ…(泣。そして作者様の文才凄い…。更新毎日楽しみに待ってます!!更新ファイトです! (2019年5月20日 21時) (レス) id: b0787012e0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっきー(プロフ) - 紅さん» ありがとうございます!原作と違う所もございますので是非続きをお楽しみ頂ければと思います。私も無闇にキャラが死ぬのは嫌なので意味のある死だったと思って頂けるように頑張ります! (2019年5月20日 17時) (レス) id: e80b671816 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆっきー | 作成日時:2019年5月14日 19時