2 ページ4
・
オレンジ髪の子は先ほどよりも大きな声で叫んだおかげで先輩方が気付いたようだ。
「あ？」
「あっ、お前！チビの一番！！」
『いちばん？』
菅原「中学の時の試合でいちばんだったんだよ、こいつ」
『！・・・え、あ。そうなんですか』
「あっ、じゃあこのもう一枚の入部届の日向ってお前か」
日向「え？」
「いや、ちょっとびっくりしたな」
「そうか」
「お前らどっちも烏野か」
日向「あの」
菅原「俺たち、去年のお前らの試合見てたんだ」
「お前チビで下手くそだったけどナイスガッツだったぞ」
日向「あ、あざっす」
菅原「バネもすごかったよな」
「それにしてもあんま育ってねえな」
日向「でも、小さくても俺は跳べます」
渚と同じ目・・・？
日向「烏野のエースになってみせます！」
「おいおい、入って早々エース宣言か？」
「いい度胸だなあ」
日向「うっ」
菅原「いいじゃん、志は高い方が」
「なあ」
日向「あっ、が、頑張ります！」
影山「お前、エースになるなんて言うからにはちゃんとうまくなってんだろうな」
日向「あ」
影山「ちんたらしてたらまた3年間棒に振るぞ」
日向「何だと」
「どうしてそういうこと言うんだ？影山」
日向「俺だって精一杯やったけど」
日向「でも＿＿今までの全部ムダだったみたいに言うな」
「お前らさ、もう敵同士じゃないってわかってる？」
「バレーボールはつないでなんぼ」
日向「勝負しろよ、俺と」
『ちょっと』
「おい、大地さんの話の途中だろうが」
影山「何の勝負だ？」
日向「バレーの！決まってんだろ」
あ〜先輩固まってるよ〜
「聞けやコラ」
教頭「騒がしいなバレー部」
入口の所に教頭が立っていた。
『教頭先生』
教頭「ケンカじゃないだろうね」
『初対面でケンカするバカがどこにいますか笑』
菅原「「ぶぶっ笑」」
「そうですよ、切磋琢磨ってやつですよ」
確かこの教頭は何かと問題行動にしたがる教頭って言ってたな
私も気を付けよ〜
この人の前だけでは←
私がそう考えていると、話が進んでいたようでオレンジ髪くんと影山のサーブレシーブ対決になったようだ
結果は、影山の圧倒的なジャンプサーブをとったかと思えばそのボールは教頭に命中。
教頭のズラが決定的にわかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 54人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：名稀ーなきー | 作成日時：2024年2月15日 16時
