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0話 進路と桜 ページ2
Aside
殺せんせー「ふむ、Aさんの進路は烏野ですか」
「東京から宮城、大いに結構！！」
「ですが、キミなら白鳥沢でもいけるかと思いますが？」
『いや〜、もう勉強はいいや』
『烏野バレー部って昔全国行ったんだって』
『私、たまたまその試合テレビで見て』
『一番小さい選手が一番飛んでたの』
殺せんせー「ではAさんも選手に？」
『ううん、この一年間最前線で暗 殺してきたけど、カエデとか見て思ったんだ』
『サポート側に立ってみたいなって』
『どうかな』
私はニッコリ笑顔を先生に向ける。
殺せんせー「君らしい！！Aさんならきっと、烏野高校でも頑張れますよ」
『…うん、頑張る』
教室に戻って自分の席につくと隣の席の業が声を掛けてくる。
業「Aは宮城の公立だっけ？」
『うん、烏野』
カエデ「ってことはあっちでも一人暮らし？」
『かな』
三年の5月、母親が自 殺。
父や親戚もいない私は烏間先生に拾ってもらった。
『烏間先生もセキュリティの高いマンションとってくれるって言ってくれたから』
渚「そっか」
カエデ「やっぱりAと会えなくなるのは嫌だよ〜！」
『すぐ帰ってこれる距離だから、ね？』
『でもこれまで毎日会ってたのに、急に会えなくなるのは・・・』
業「だけど、後悔はないんでしょ？」
『うん、三人共、私と仲良くしてくれてありがとう』
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作者名：名稀ーなきー | 作成日時：2024年2月15日 16時
