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お姉様、満足ですか？
お姉様の青春の古典部は新入部員が四人です。
伝統ある古典部の復活、そして私は思った。
おそらくはさようなら、私の安寧と省エネの日々。
だが、私はまだ安寧を諦めていない。
省エネのために全力を尽くそう。
問題は・・・。
目が合った。
えるちゃんの大きな目がにこりと笑う。
問題は子のお嬢様の方だと、私はぼんやりと感じていた。
里志「じゃあな！二人とも！」
私は里志に軽く手を振った。
奉太郎「行こう」
と奉太郎は私の手を握る。
『・・・え、ええ』
私たちはそのまま家の前まで歩いた。
『じゃまた明』
奉太郎「夜飯」
『・・・食べてく？』
奉太郎「ああ」
『・・・いいよ、どうぞ』
奉太郎「お邪魔します」
私は両親を亡くしており今は奉太郎の家の隣で一人暮らし。
たまにこうして夕飯を共にしている。
家の中へ入ると、奉太郎は慣れたように洗面所に行き、手を洗い席に着く。
『簡単なものでいい？』
奉太郎「ああ」
私は冷蔵庫から食材を出す。
そしてそれらを切っていく。
その横で奉太郎は飲み物を取り来たのかキッチンへ歩いてくる。
だが冷蔵庫に手が伸びることはなく奉太郎の腕は私の首に回っていた。
そして奉太郎は私の頭に顎を乗せる。
『危ないよ』
奉太郎「大丈夫だ」
『・・・そっか』
これも慣れたものだが私はいまだに照れてしまう。
奉太郎「今日も顔が赤いけどなに？照れてんの？」
『・・・そんなわけないでしょ』
『ほら、奉太郎は座ってて』
奉太郎「いや、手伝う」
『じゃあ食器出してくれる？』
奉太郎「うい」
これもいつものことだ。
奉太郎がちょっかいを出しそのまま手伝ってもらうのは。
そんなこんなしているうちに夕ご飯は完成した。
二人でそれをテーブルに運ぶ。
奉太郎「いただきます」
『どうぞ』
ちなみに今日のメニューはナポリタンとサラダ、野菜スープだ。
奉太郎「うん、今日も美味い」
『ありがとう』
奉太郎の感想を聞いたところで私も食べ始めた。
奉太郎「じゃあ今日はありがとな」
『ううん、またおいで』
奉太郎「・・・ああ、じゃまた明日」
『うん、おやすみ』
私は奉太郎に手を振る。
奉太郎は振り返し奉太郎の家である隣の家に入っていった。
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作者名：名稀ーなきー | 作成日時：2023年3月20日 23時
