新一の姉は公安、そして松田の彼女で事件の遭遇率が異常です

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Aside

そして9月下旬


警察学校前に停めてあったRX7に近寄る女子大生がいた。


松田「そこの女子大生2人！！汚ねぇ手で触ってんじゃねぇぞゴラァ！」


松田「せっかくボディー直したってーのによ！」


萩原「それより式！式！」


伊達「あと10分だ！」


諸伏「急ごう！！」


降谷「君たち、警察官に興味あるのか？」


『なら、見学していくといいわ』


『今日は私たちの卒業式なの』


『誇りと使命感を持って』


降谷「この国の人たちを守り抜く決意があるのなら」


諸伏「零！！」松田「A！！」


『今行く！！！』



＿講堂


「諸君！卒業おめでとう！」


「君たちはこれから幾多の困難に直面すると思いますが」


「ここで学んだ精神を胸に秘め＿＿＿」


萩原「ところで陣平ちゃんたち」


萩原「さっき制服のままでどこに行ってたんだよ？」


松田「ああ」


松田「景光の旦那が兄貴への手紙に写真入れてぇつーからよ」


松田「零とAと一緒に撮るの付き合ってやったんだよ！」


諸伏「近所のコンビニでインスタントカメラを買って撮ったんだ」


諸伏「制帽を被って、もちろんこの儀礼用の装飾は外したけどね」


降谷「でも松田、その手紙を出す前に写真を確認するって一度開けてたけど」


降谷「ちゃんとポストに入れたんだろうな？」


松田「この通り男前にしてな♡」


陣平の携帯の画面には先程の写真に髭を描き足していた。


伊達「ヒ、髭を描き足してやがる！？」


『警察官になりたてで髭はなくない？』


松田「え゛ーーイケてると思ったんだけどよ」


松田「松田・・・お前なァ」


諸伏「確かに・・・ヒゲ面も悪くないな」


私たちはぽかんとする。


諸伏「え？何？」


『いや、変わったなぁって思ってね』


伊達「両親の敵を確保したからな！」


松田「一皮むけたってヤツなんじゃね？」


諸伏「そうか？」


「では百田陸郎警視総監から祝辞を＿＿＿」


萩原「おっ！」


萩原「陣平ちゃん大チャンスじゃねぇか！」


伊達「確か総監をぶん殴る為に警察学校に来たんだったな」


諸伏「ま、マジで！？」


降谷「景光と班長！松田を押さえて！」


『確かに陣平ならやりかね＿＿＿』


松田「バーカ殴るかよ」


松田「ガキじゃあるめーし」


松田「(ふふーーん)」


「「「「(ガキだな)」」」」『(ガキね)』


鬼塚「卒業証書授与！卒業生代表工藤A！！」


『はいっ！』

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