新一の姉は公安、そして松田の彼女で事件の遭遇率が異常です

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Aside

萩原「じゃあ警察学校(ここ)」に入ったのはその犯人を捕まえる為に？」


諸伏「ああ、最近色々思い出して来たし」


「あれがどういう状況だったかを警察官の目でしっかり判断して」


「長野にいる兄にその情報を伝えようと思ってね！」


松田「そうこうしている内に疑わしい3人に出会っちまったってワケね」


諸伏「あ、ああ」


「肩にゴブレットの刺青を入れていた金物店を経営している入江さんに」


「二の腕に観音像の刺青を入れていたクリーニング店を経営している外守さんに」


「首の後ろにサソリの刺青を入れていたバイク店の店員の・・・確か名前は物部さん」


「でもあの犯人が長野じゃなく東京にいて」


「しかも偶然オレの周りにいるなんてありえないよね？」


『その3人なら私がみんなに伝えて話聞いてきてもらったわよ』


諸伏「え？」


『ね？みんな』


萩原「オウよ！」


松田「名探偵の手伝いが出来ると思ってなかったぜ」


伊達「みんなで手分けして」


降谷「景の敵討ちだからな！」


諸伏「っていうか、そもそも何でオレが両親を殺 した犯人を捜してるって知ってるの？」


『誰でもわかるわよ』


松田「そうだぞ」


「いつもネットで〈長野夫婦惨 殺事件〉って検索しまくってるし」


萩原「まあ犯人の様子や刺青の詳細は今、初めて聞いたけど」


『じゃあ、まずは入江さんを担当した班長から！』


伊達「無口な人で話を聞くのが大変だったよ」


「名前は入江角夫、46歳で奥さんと二人暮らし」


「この町に金物店を構えたのは14年前、無口で愛想は悪いが包丁を研がせたら天下一品だと近所で評判だったよ」


「肩の刺青は10年前、町内会の卓球大会に優勝した時に入れた優勝カップ！」


松田「10年前？」


伊達「ああ、その時ペアを組んだっていう外守さんにも確認したから間違いねぇよ」


「あと、奥さんに花や水をクレクレって言ってたなぁ」


諸伏「それって」


「〈花に水をくれてくれ〉じゃなかった？」


伊達「そうそれ！」


諸伏「長野の方言で〈あげる〉ことを〈くれる〉って言うんだ！」


萩原「おいだったら」


『だけど、刺青を入れたのが10年前なら』


松田「計算が合わねぇ」


降谷「じゃあ次は、萩が話を聞いた外守さん」

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