新一の姉は公安、そして松田の彼女で事件の遭遇率が異常です

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Aside

萩原「実は班長の親父さんがヤクザ風の男にボコられてた時、俺もそのコンビニにいたんだよ！」


伊達「いたのか？あの現場に！？」


萩原「班長は血まみれの親父さんに気を取られて気づかなかったかもしれねぇけど、あの後男の仲間が数人店内に入って来て」


萩原「親父さんは気づいてたんだよ、近くの車に男の仲間が大勢潜んでるって」


萩原「だからその男を捕まえたとしても仲間に加勢に入られたら勝ち目がないし」


萩原「店内で乱闘になり万が一立て籠もられたりしたら、店内にいたほかの客にも危害が及ぶ」


萩原「あの時、子供の俺や妊婦さんや老人、女子学生とかたくさんいたから」


萩原「警察の到着がかなり早かったから、多分親父さんが通報し警察の仲間が駆け付けるまでその男を奥まで入れず店先で足止めしたかったんだよ！」


萩原「だからあの土下座は命乞いなんかじゃなく」


萩原「ここだよ！班長！」


萩原「誰も傷つけてたまるかっていう警察官のハートがそうさせたんじゃねーの？」

伊達「そうか」

こうしてこの強盗事件、班長のお父さんの訳が解決された



後日

伊達《ああ、親父・・元気か？》


警察学校の公衆電話で電話をしている男が一人


《航？何だ急に電話なんて・・》


清掃作業中に電話に出ている男が一人


《え？俺に会わせたい女性(ひと)がいる？》


『・・』


恐らく電話待ちをしている女が一人


《お前もそういう年になったんだな》


伊達《もう22だよ・・しばらく会ってねぇから忘れちまってるだろーけど》


《それよりどうなんだ？警察学校の方は》


《いい警察官になれそうか？》

伊達《親父には負けるがな》

《フン・・バカ言ってんじゃねぇよ》


伊達《それじゃな》


『親父さん？』


伊達「おわあ！びっくりしたー、工藤か」


『ごめんごめん笑』


伊達「あ、待たせたな、いいぞ。電話するのに来たんだろ？」


『ありがとう！授業一緒にいこー！ちょっと待ってて！』


伊達「おう」



〈もしもーし〉


《Aか？》


〈うん！快斗元気にしてた？〉


快斗《ああ、青子も元気だぜ》


〈それはよかった〉


〈それはそうと、新しいマジックない？〉


〈警察学校の同期にマジックやってるんだけど、なんか盛大な奴やりたくて〉


快斗《考えてみる！メールするわ》


〈サンキュー！私も新しいの考えたからメールする〉


〈それじゃ〉


快斗《おう！》

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