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Aside
蘭「燃えてなかったの?」
東「ああ、俺たち兄弟はとうとう見つけ出したんだ。アルルの古民家の屋根裏にひっそりと置かれていた芦屋の【ひまわり】を」
東「だが、長年探し続けていた【ひまわり】が見つかったことにより兄は心変わりしてしまった。」
東「【ひまわり】はゴッホが愛したアルルの地に置くべきだと。さもなくば、この場でなき物とするまで。祖父と父の願いを裏切るようなことを言い出した兄をオレは許せなかった。口論となりもみ合っているうちに護身用の銃が暴発しオレは兄を誤って・・・」
東「そして‘日本に憧れた向日葵展,のことを知った俺は学芸員として参加。おかげで芦屋の【ひまわり】が日本に戻ってくる瞬間をみることができた。祖父の代からの願いは叶った。だからこの展覧会が終わったら出頭するつもりだった。少し早いが・・」
中森「わかった。今、警視庁の目暮がこっちに向かってる。自首してくれるな?」
東「ああ、もちろんだ。だが、あんたたちの言っている怪しい人物は俺じゃない。」
伊達「何をいまさら言ってるんだ?」
東「おい!ひまわりが燃えてるぞ!」
中森「誤魔化すんじゃねえ!」
圭子「大変!火事よ!」
宮台「早く消して!」
中森「おい!どうなってるんだ!」
次郎吉「ひまわりの熱センサーはどうなっておる」
後藤「異常な数値を示しています。」
『どうやら火災は本当のようね』
次郎吉「消化はできんのか!?」
後藤「無理です!防災システムがダウンしています!」
諸伏「Aならなんとかできない?」
『システムがダウンしてたらなにもできない』
次郎吉「いたしかたあるまい」
次郎吉「皆の者、脱出するぞ!後藤!屋上の隔壁開けておけ!」
後藤「はい!」
『次郎吉さん!ひまわりみてきます!』
次郎吉「待て!!」
私は次郎吉さんの言葉を無視し向日葵の元へ向かう。
快斗大丈夫なの?
陣平side
松田「坊主!急げ!」
コナン「うん!」
次郎吉「みな、けがはないな?」
コナン「A姉ちゃんは!?」
松田「どこいったあいつ!」
次郎吉「ひままりと言うてたぞ」
無事だといいんだが・・・
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作者名:名稀ーなきー x他1人 | 作成日時:2021年7月27日 11時