【ヒロアカ】 mosca en Blue Sky (ページ32)

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レイニー……？　side 緋ページ32

緋月side…

緑谷少年の訓練をしつつ過ごして早数ヵ月。
気づけばもう２月の真ん中だ。
まぁ、時間が経ったって死ねない僕からすると、どうってことも無いけどね。

毎日毎日、緑谷少年の訓練で歌を歌って、たまにヴィラン討伐に参加して弔くんと駄弁ってマイク達とつるんで……。
全く面白味もクソも無い下らない日々を送った。

枯｢今日は何にも無いのかな……｣
ザァザァと止むことを知らないようなに雨は降り続けている。
そんな音だけの暗い部屋で僕は独り呟く。

まぁこんな時にこそ気分転換、と僕は狼のレインコートを羽織って、狼のイラスト入りの傘をさして表に出る。
傘に雨粒が当たってポッポッポッと沢山の音がする。

雨の中見つけた一人の少年。
白と赤の髪の毛に片方の目の辺りの火傷、間違いないショートだ。
僕がまだ№2として華やか？にしてた？時に、エンデヴァーに頼まれて指導してた彼の息子。

……まぁ、指導してたって言っても、エンデヴァーの事だし酷いことされてるんじゃないかって思って、僕とシオンで気晴らしにって出掛けた回数の方が遥かに多いけどね。

気付いてくれなくても良い。
そんな思いで僕は適当な歌のサビだけを歌ってみる。

枯｢＿＿＿＿＿愛してるよvivi、明日になれば

　バイバイしなくちゃイケナイ僕だ＿＿＿＿｣

その歌声に気付いてショートは振り替える。
新しいであろうビニール傘をポトリと落とす。
目を丸くして、『ノンにぃ……？』と嬉しさと驚きが混ざったみたいな声でショートは聞く。

僕が、｢…………そうだよ、ショート…｣ってボソリと言うと、ショートは僕に抱き着いてきた。

枯｢…………上手く歩けないし、ショートがビチャビチャになっちゃう｣

そう消太みたいに不機嫌っぽく言うけど、ショートは『ノンにぃ…！ノンにぃ……！！』って僕の名前を連呼してる。

僕はどうしようも無いから『ルー、家に戻して』と契約影に指示を出す。

雨の中、泣く少年と困る男性は白い煙と共に姿を消した。

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提出物の未提出が多すぎて居残ってずっとやってたりします……。
更新遅いです……。

【追加項目】

ヌーベス・ルーテルの個性
(緋月詞音の個性)

　ワープ
手から出す白い煙でワープが出来る。
１度に移動できる人数は三人まで。

　言霊
半径40メートル以内の人を己のまま(言葉で)、操れる。
カノンには効果なし。狼の人形は話すための道具。

　不老不死
カノンの説明と全く一緒なのでカノンの方を見ていただけると幸いです。

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