変則 ページ5
Aside
『そんじゃま、調べますか』
「そろそろ赤井さん達が戦闘開始するはずだ。あまり時間はないぞ」
本格的なドンパチが始まったら、それこそ負傷は免れない。
私とコナンくんがこの作戦に参加するにあたり、多くの人から口酸っぱく言われたセリフが「できるだけ怪我はするな」である。
だから私達は、本格戦闘が開始される予定の22時までに脱出に向けて動く約束になっていた。少なくとも2階以上、できれば地上に戻っておくようにとのお達しだ。
『とは言ってもねえ』
私、コナンくん、透くん、怜奈さんはそれぞれにパソコンをいじる。組織の細々とした任務情報はいくらでも見つかるが、必要なのは核となる部分。
「なかなか見つからないね。しかも、見つけたところでUSBが使えないんじゃあな」
そう。このパソコン、特注なのか何なのか、USBを接続する差し込み口がないのだ。DVD等も同じく。
データが盗まれることを防ぐためだろうが、これでは先程使った特殊USBが使えない。
『あ、怜奈さん。こんな時に何だけど、サポート助かったよ』
「構わないわ。予想していたより楽だったし」
「配置、結構変則になってるみたいだね」
「えぇ…何だか今日は変則尽くしよ」
「…変則尽くし？」
今言っておかないと、後だとタイミングがないかも。そう思って怜奈さんにお礼を言うと、ほんの少し顔が暗く見えた。
「配置が違うのはまあ、普段からあることだけど…あの方が来る時に、私が情報部に配置されるのは初めてよ」
「そうなんですか？」
「いつもなら非番か、1階か2階ね。余程信頼があるか、力のない下っ端しか置かないから…私や、バーボンのようなノック疑惑がかけられた輩を置くなんて」
確かに、2人は組織に疑われたことがあったな。何やかんやで誤魔化してきてるけど…
「それと、朝早くにベルモットが来ていたらしいわ。ここに」
『情報部に？…珍しいことなの？』
「何か大きな任務を任されて、その情報が必要な時以外は滅多に来ないわね」
これと言った用はないはずなのに、情報部に来ていた…？それも、私達がこうして作戦を展開する日の朝に？
「その時この部屋にいたのは部下2人だけで、それとなく話を聞いたんだけど」
怜奈さんの話を聞きつつ、各々調べる手は休めない。タイムリミットは近い。
「少しパソコンをいじって、10分も経たないうちに退出したそうよ…ちょうど、Aがいる席のパソコンを」
『…』
怜奈さんの言葉に、ピクッと手が止まる。
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神娜(プロフ) - とても面白いです！夢中になってずっーと、読んでます(笑)！！次の更新楽しみにしてます！続きが気になるので、時間があったらでいいので、待ってます！！ (2020年7月10日 16時) (
レス) id: aef303f40c (このIDを非表示/違反報告)
Liz(プロフ) - とても面白いです！一気読みしてしまいました！主ちゃんと新一がどうなるのか、組織はどうなるのか！続きが気になります！お時間空いたときで大丈夫なので、更新してくれたらとても嬉しいです！待ってます！ (2020年6月14日 18時) (レス) id: 981ff12ec5 (このIDを非表示/違反報告)
萌奈 - とっても面白かったです！もう更新はしないのですか？ずっと待ってるので、時間が空いたらでいいので更新してくれたら嬉しいです！待ってますよ！ (2020年3月29日 22時) (レス) id: 08309c157f (このIDを非表示/違反報告)
れい - うわー、作品一気読みしてしまいました、もう更新はしないのでしょうか…？待っているので時間に余裕があるときにでも更新してくれたら嬉しいです。待ってます！！ (2019年5月3日 14時) (レス) id: 31d6edb3af (このIDを非表示/違反報告)
緑間大好きっ子(プロフ) - 原作沿いも見てみたい (2018年4月29日 10時) (レス) id: c36a14bd0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナガレ@元kaka x他1人 | 作成日時：2017年2月20日 16時
