【名探偵コナン】もう一人の名探偵【劇場版限定】最終話2

遭遇 ページ12

Aside

『っ、させるか！』
「伏せて！！」

公安捜査官2人の手を、コナンくんが思い切り引っ張る。

それを視界に収める暇もなく、彼の機転を信じつつ左の腰に携えた銃に触れる。

《パァンッ》

向こうから同時に発砲された銃弾は、2つとも公安捜査官の後ろの壁に当たったようだ。

舌打ちしそうになるのを堪え、インカムの通信を切る。集中力が問われるぞ…

「2時の方角、右が立ち撃ち、左が膝撃ち！距離30メートル！」
『おーけい！』

眼鏡を使って確認したであろうコナンくんの報告を聞きながら、姿勢を低くして2歩前に出る。

ホルダーから銃を抜き取り、くるりと一回転させて左手で握る。安全装置は外した。

右手を軽く振り、袖の中に仕込んであった小型ナイフを3つ、指の間に挟み込む。

『2時の方角…いた！』

2つの影を視認し、その方向に向けて半身の状態で、足を交差させて身体をぐるんと捻じる。その勢いのまま、右手で持っていたナイフをぶん投げた。

続けて、左手に持った銃を構える。間を置かずに1発、発砲。

《パァンッ》

「うぐっ」
「っ、チィッ！」

2つの呻き声が耳に入る。よし、どこかしら負傷させられたようだ。

「っ、プランBルートへ！」
『了解！』
「「はい！」」
「わかった！」

2時方面以外の周辺確認をしていた透くんの指示に従い、私達は即座に動いた。

脱出時に、緊急事態が起こらない可能性はゼロではない。ルートはいくつも想定してある。

でも。

『ったく、どういうこと…！』
「まさか、ここでキャンティとコルンに遭遇するとはな…！」

この緊急事態は、想定外だ。

ーーー
短いな！！！！
すみません、話の流れ的にここで…
さすがにアレなので、少し作者から。

いよいよ戦闘モードです。
この手の描写は久々どころじゃないので、分かりにくいところもあるかもしれません……善処しますのでお許しください。

あと、凄い話変わりますけど、今年のコナン映画もやばそうですね！！

USJも！皆さん行きました？私は来週行きます。金ロでベイカー街放映の日に！！！！幸せ！！！

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