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【21:30――拠点、地下4階入り口】

メイン研究室を出た後、再び忍びルートを通って最奥へと辿り着き、暗証番号を入力して階段を降りてきたA、コナン、安室。

3階研究所フロアにいた構成員達は、公安捜査官の2人に任せてきた。結局メイン研究室には4人、それ以外には10人、配置されていたらしい。

『さっきの研究室の時も思ったけど、彼女はいい仕事をするね』
「あぁ、カメラ作動してなかったようだな」
「ここへ来る時のセンサーもね。赤井が言っていた通り」
『何でちょっと不服そうなんだ…』

ちなみに、1,2階で構成員を拘束して回っていたメンバーからも完全制圧の報告が入っている。

拘束した構成員は、A達が情報部での補足任務を終え次第、外で待機している捜査官を数名加えて、1階から順に運び出す予定だ。

Aらの任務達成を待ってから運ぶのは、少数しか拠点内にいない今、下手に分担して動き回ると警戒が手薄になるからである。

仮に構成員が起きてしまったら?いくら手足を縛っていても、何をされるかわからない。

『ジョディさん、秀一さん達は上手くいってますか?』
[[えぇ、問題ないわ。事前に聞いていた通りの位置にカメラがあって、安心した]]
『…彼女については、何が目的かわかりませんが…今までの情報に嘘はないみたいですね』

ついさっき地下5階に侵入した赤井達は、これからは全員が集中力を問われるということでマイクの音声を切った。袖口の小さなスイッチを入れないと、こちらからも、向こうからも声は届かない。

状況がわかるのは、襟元のカメラの映像を確認できる本部のジョディ達と、阿笠邸の灰原達だけだ。

ただし、灰原と博士はAらが送ったデータの解読をしている。現在、主に経過を見守っているのは優作である。

『(ベルモットのマイクから、音声が来たことはない。少し前にスイッチも切ったみたいだし、本当に何が目的なんだか…)』
「見えた。あそこだよ」
「あそこが…組織の機密情報部」

目の前に現れた最終ミッションに、A達は気持ちを引き締めた。

ーーー

前話、「謝罪」で登場した「幸太郎、ルーク、レベッカ」というのは、お分かりの通り人名です。

ありふれた名前なので、以前原作で登場したことがあるかもしれませんが、当方の作品とは無関係です!完全な捏造、オリジナルキャラクターですので、どうぞご理解ください。

一瞬→←謝罪



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神娜(プロフ) - とても面白いです!夢中になってずっーと、読んでます(笑)!!次の更新楽しみにしてます!続きが気になるので、時間があったらでいいので、待ってます!! (2020年7月10日 16時) (レス) id: aef303f40c (このIDを非表示/違反報告)
Liz(プロフ) - とても面白いです!一気読みしてしまいました!主ちゃんと新一がどうなるのか、組織はどうなるのか!続きが気になります!お時間空いたときで大丈夫なので、更新してくれたらとても嬉しいです!待ってます! (2020年6月14日 18時) (レス) id: 981ff12ec5 (このIDを非表示/違反報告)
萌奈 - とっても面白かったです!もう更新はしないのですか?ずっと待ってるので、時間が空いたらでいいので更新してくれたら嬉しいです!待ってますよ! (2020年3月29日 22時) (レス) id: 08309c157f (このIDを非表示/違反報告)
れい - うわー、作品一気読みしてしまいました、もう更新はしないのでしょうか…?待っているので時間に余裕があるときにでも更新してくれたら嬉しいです。待ってます!! (2019年5月3日 14時) (レス) id: 31d6edb3af (このIDを非表示/違反報告)
緑間大好きっ子(プロフ) - 原作沿いも見てみたい (2018年4月29日 10時) (レス) id: c36a14bd0b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ナガレ@元kaka x他1人 | 作成日時:2017年2月20日 16時

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