スーパースネーク ページ4
皆のほうを見遣る。
どうやら、ミラクルランド側の好意でスーパースネークに乗せてもらえるらしい。
「よっしゃ、スーパースネークだろうが何だろうがいっちょ乗ったるで〜!」
『へー、スーパースネークか…面白そう』
「A、本当に強いわよね…色んな意味で…」
『えwww』
笑い合いながら、スーパースネークへ乗り込む。
無論貸切状態で、Aはコナンの隣、皆の最後列に座った。
平次が和葉にいじられる中、スーパースネークは発車した。
「さあー皆、手を上げるのよ〜!」
1番前に座る園子がそう叫ぶ。子ども達はノリノリだ。Aは微笑んだ。
「ノリノリやなあ…」
「怖かったら離さんでええで?」
「誰が怖がっとるんじゃ!俺やったら手ぇ離すどころか、こんなバーかていらん…あーーっ!!!」
『「「!?」」』
平次の発言に、いやバーはないとダメでしょ、と笑っていたAとコナンだったが、急にあげられた叫び声に平次の視線の先を辿る。
同様に、哀も驚き、そして気付いた。
哀の前に座る元太の腕に、あのIDがはめられていることに。
「あかん、あかん!」
「ははは、おもろすぎるで平次!」
『っ…元太くん!』
「外せ〜っ!!」
「元太っ!!」
「…え?」
まずい。このままでは海へと飛び出し、エリアの外に出てしまう。
その時、哀が元太の腕を掴んだ。
「お、おい!何すんだよ!」
「動くと死ぬわよ!」
「は、はい…」
哀からの思わぬ脅迫に、汗を滲ませておとなしく従う元太。
何とか腕を伸ばして、そのIDを外した。だがその時、コースターは急下降に差し掛かった。
「っ!」
哀の手から零れ落ちたIDは、平次の正面に飛んできた。何とか受け止めるも、またしてもコースターの勢いが邪魔をする。
次に平次が手の中を見た時には、IDはなかった。後ろを振り返る。
「工藤!A!!」
『「後ろだ!」』
IDはAのすぐ後ろの席に引っ掛かっていた。最大限に腕を伸ばすが、あと数センチが届かない。
『っあああ届かない!』
「くそっ…」
コナンがバーに足を掛け、キック力を増強させて無理矢理破壊しようとする。
「!だめよ、やめさせて!」
『コナンくん、だめだ!この安全バー、連動してる!』
「!?」
一つを壊せば、全員のバーが外れてしまうのだ。それこそ大惨事である。
またしても、万事休す。IDは警告音を出していた。
ーーー
コミック参考に書いてるので、あと数ページで終わることが実感できます(
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ミア - 今度はベイカー街の亡霊をお願いします。 (2018年2月10日 6時) (レス) id: 307808664a (このIDを非表示/違反報告)
ぴいなっつ - とても楽しく読ませて貰ってます(^^)原作も元々リアルタイムで最初から映画館で見てるくらいコナン大好きなんですけど、とっても楽しく読ませて頂いてます*\(^o^)/*次はルパコナ!こちらも大好きな作品なので楽しみです! (2015年5月12日 21時) (レス) id: be20ea4ad2 (このIDを非表示/違反報告)
kaka。(プロフ) - 英語ラーメンさん» ありがとうございます!番外編は本当にもう、自分の書きたい話を書き殴るだけの自己満です(楽しんでいただければ幸いです!そのためにも、素晴らしいルパコナと最終話とエピローグを仕上げます()← (2014年10月20日 7時) (レス) id: 3b1ae4cc96 (このIDを非表示/違反報告)
kaka。(プロフ) - killme☆さん» ありがとうございます!はい、一応やるつもりです!主ちゃんを出しにくいと判断した場合、やらない作品も出るかもしれませんが…時間の許す限り、書きまくります!頑張ります!! (2014年10月20日 7時) (レス) id: 3b1ae4cc96 (このIDを非表示/違反報告)
kaka。(プロフ) - ☆AKI☆さん» ありがとうございます!頑張ります!! (2014年10月20日 7時) (レス) id: 3b1ae4cc96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kaka x他1人 | 作成日時:2014年10月16日 1時