番外編】花が咲く ページ20
No Side
Aが皆をけしかけ、席につかせる。それぞれに座る位置に流れができているのか、最近では殆ど似たような席順になる。
今回も、Aはコナンの隣だ。哀とも大体近くになるが、今回は前に座っている。
「Aのドレス、どんなのがいいかしらね!」
「短い丈もいいけど、長いのも見たいわ!」
「足長いしな!スタイルええから何でも似合うわ!」
『やっぱりまだ続くのねー』
諦めたかのように笑う。盛り上がる女子トークを見守りながら、ドレス着る機会が来ないことさえ祈り始めた。
「そうだ!彼に聞いてみたらいいじゃない!」
「彼?…まさか…」
「工藤くんのことか!」
「そうそう!彼ならAに何が一番似合うかわかるでしょ!」
「ぶふっ」
『ちょ、コナンくん!?』
「あは、大丈夫大丈夫…/」
急に噎せるコナンの背をさすりながら、Aは蘭達の会話に口を挟んだ。
コナンはといえば、内心、[こいつら何つーこと言い出すんだよ…!]とキレ気味だ。
『何で新一が出てくるのさ…』
「あら、いいじゃない!」
「そうよ!それに、Aだって最近あいつと話してないでしょ?」
「えっ、そうなん!?電話とかは!?」
始まったら止まらないのか。苦笑して、コナンを見やりつつ答える。
『ないよ?忙しいんだよ、きっと』
「電話くらいやってくるでしょ!」
「ちょうどいいわ今かけましょうよ!」
「ええなそれ!ドレスの話して、Aもちょっと話しい!」
『うぇい!?www』
マジかい、とコナンと顔を合わせる。
「だって、Aは新一のことがs((『わああぎゃあああ』…ちょっとA、びっくりしたぁ」
『あはは…ごめんごめんw』
Aは平次と哀を交互に見て、彼らの苦笑する表情に同じ表情で返す。コナンは不思議そうだったが。
『(あっぶねー…本人に聞かれるとこだったよ…シャレになんねー)』
「(A、何を焦ってる?蘭は何を言おうとしたんだ)」
「(この2人、ほんま見てておもろいわー)」
「(全く、ガキね…鈍感すぎるのよ2人して)」
それぞれにいろんな思慮をしている中、話は進んでいた。
「まあ何にしろ、工藤くんには電話すべきね!」
「平次にはたまにかかってきてるもん、出れる時はあるはずやしな!」
「ダメ元でかけてみよっか!」
蘭が携帯を探し始める。コナンとAは慌てた。
「あ、ええっとAねーちゃん!僕ちょっとトイレ!」
『あああうんそっか、いってらっしゃい!』
2人してどもりすぎ、平次と哀が呆れた。
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ミア - 今度はベイカー街の亡霊をお願いします。 (2018年2月10日 6時) (レス) id: 307808664a (このIDを非表示/違反報告)
ぴいなっつ - とても楽しく読ませて貰ってます(^^)原作も元々リアルタイムで最初から映画館で見てるくらいコナン大好きなんですけど、とっても楽しく読ませて頂いてます*\(^o^)/*次はルパコナ!こちらも大好きな作品なので楽しみです! (2015年5月12日 21時) (レス) id: be20ea4ad2 (このIDを非表示/違反報告)
kaka。(プロフ) - 英語ラーメンさん» ありがとうございます!番外編は本当にもう、自分の書きたい話を書き殴るだけの自己満です(楽しんでいただければ幸いです!そのためにも、素晴らしいルパコナと最終話とエピローグを仕上げます()← (2014年10月20日 7時) (レス) id: 3b1ae4cc96 (このIDを非表示/違反報告)
kaka。(プロフ) - killme☆さん» ありがとうございます!はい、一応やるつもりです!主ちゃんを出しにくいと判断した場合、やらない作品も出るかもしれませんが…時間の許す限り、書きまくります!頑張ります!! (2014年10月20日 7時) (レス) id: 3b1ae4cc96 (このIDを非表示/違反報告)
kaka。(プロフ) - ☆AKI☆さん» ありがとうございます!頑張ります!! (2014年10月20日 7時) (レス) id: 3b1ae4cc96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kaka x他1人 | 作成日時:2014年10月16日 1時