【名探偵コナン】もう一人の名探偵【劇場版限定】探偵たちの鎮魂歌2

番外編】花が咲く ページ11

『夜は皆でレストランだからね、時間も時間だし、軽く済ませようか』
「せやな、せっかくええレストラン行って食われへんらゆーたら、和葉に何言われるか…」
『あんたは、本当にどこにいても、和葉ちゃんのこと考えてるのね…』

あっははーと笑うと、平次が反論する声が聞こえる。

何やら理屈付けようとしているが、無理矢理すぎて面白い(
コナンくんと顔を見合わせて、笑い合った。

「はー着いた着いた。Aー飯ー」
『はーいすぐにお作りしまーす』

事務所に着き、私達は階段を上がっていく。冷蔵庫、何が入ってたかなー

『30分程で手早く作りますね。コナンくんと平次も、適当に待っててー。できたら呼ぶから！』
「わかった！」
「俺は競馬でもチェックするかな…」
「ほんなら、俺とくd…げふん、コナンくんは、部屋でトランプでもしよかー！」

平次の慣れないコナンくん呼びに苦笑しつつ、私は1人台所に入った。

冷蔵庫を開けてざっと中を確認していく。

蘭ちゃんに教えられた今夜行くレストランは、イタリアンの少し高そうなところだった。
そもそもこれを企画したのが、園子ちゃんなのだ。

しかも、飛行船ジャック解決のお礼に奢るとか言ってたな…さすが鈴木財閥、恐ろしい(

というわけで、本当に軽くで…あ、サンドイッチとかどうだろう。

『食パン、買ってたの忘れてて、安かったからまた買っちゃったって蘭ちゃんが言ってたよな…あ、うわ。本当に食パン塗れだw』

これ消費できるし、うん。サンドイッチにしよう。

『ハム、ツナ缶、あ、ゆで卵もやってマヨネーズと和えるか。ウインナー、チーズ、レタス、トマト…』

必要な食材を考えながら、新一の家から持って来たエプロンを身に付ける。

『っし、ちゃちゃっと作っちゃおう！』

ーその頃、コナンとAの部屋ーコナンSide

「ほんま、Aとちゃうけど疲れたわ」
「警察の聴取だからな、細かく聞かれるし」
「…で、足はどないや？」
「あぁ…もう殆ど支障ねえよ」

服部に言われて、自分の足を見る。事件後の検査で骨にヒビは入っていないと診断され、数日前に両足とも包帯は取れた。

今だに少しよろけたりすることはあるものの、特に差し障りはない。もうすぐ完治するだろう。

「よろける度に、あいつが支えてくれるしな」
「ほぉー、そりゃ安心してよろけられるの」

服部がそう言いながら腰を下ろす。俺もベッドに腰掛けた。

ーーー
ふぁっ！？また順位更新されてる！？ありがとうございますううう

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