出会い 工藤新一篇 ページ45
小五郎への挨拶が済み、Aは見事毛利家での地位を獲得した←コナンは〔怖ぇぇ〕といった顔で見上げていたが、ひとまずうまく暮らせそうである。
「A、お風呂入ってきて。今日はひとまずこれ着といてね」
『ん、了解』
「コナンくんも一緒に入ってきてね!」
「え!?ぼ、僕も!?//」
『おっけー。ほれ、行くよコナンくん』
「コナンくんの服はこれね!親戚の子が、前に泊まった時に置いていったんだ」
『ありがとね、蘭ちゃん』
「どーいたしまして!」
Aはコナンを担ぎ上げるようにして風呂場へと向かった。脱衣所へ入って2人だけになり、Aに降ろされたコナンが彼女を見上げる。
「オメー…」
『いいじゃん、どうせ小学生なんだし』
「バーロ、中身はちげーよ!」
『わかってるって。君は高校生で、私は14歳でございますー。ところが時にコナンくん。君は私の性格を覚えているかね?』
「…」
『そう、私は基本、全てにおいて無頓着なのだ』
「…」
『いくら君が高校生であろうが、男であろうが、その小さな姿で私に襲いかかれるかね?っつか、新一はんなことしないでしょ。…信じてるよ?』
「…っ//」
『私さ、ちびっこって好きなんだよね。ま、さっさと風呂入るぞ』
Aは強引にコナンを風呂へ押し入れ、自分も小さなタオルを一枚だけ持って、湯船へと浸かった。
『あー気持ちいー』
「なっ、なんでオメーまで一緒に入ってくんだよ!//」
『おぉっと、新一だけ先に出るとか許さねーよ』
慌てて浴槽から出ようとしたコナンを、Aがぐい、と引っ張った。その勢いのまま、Aがコナンに後ろから抱きつくような態になる。
「んなっ///」
『よくお聞きよ。蘭ちゃんの性格はよく知ってるでしょ?彼女が、食後の家事を私に押し付けて先に風呂へ入ると思う?』
「…いや、ないな」
『でしょ?つまり、だ。私は蘭ちゃんより先に風呂へ入ることになる。蘭ちゃんはいろいろ家事をやってから入るだろうから、遅くなる。いこーる。小学生のコナンくんは、私とまとめて風呂へ入れられる。そのほうが圧倒的に節約できるしね』
「…」
『もうわかったでしょ。これから先、新一が元に戻るまで。私とコナンくんは、一緒にお風呂に入る運命なんだよ』
「…っ///」
『照れるなって。私の胸があんたに触れよーが、生身の肌を見られよーが、私は気にしませんからね』
コナンは〔こういうときだけ聡いとかおかしーだろ!//〕とひたすら心の中で足掻いていた。
―――
( ̄▽ ̄)←
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
956人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美紀 - コナン大好きです漫画とアニメと映画見るくらい大好きです更新大変だと思いますが頑張ってください応援してます (2018年11月10日 10時) (レス) id: 9b074a0665 (このIDを非表示/違反報告)
☆藤井伶菜☆(プロフ) - 高校卒業資格のところですが高橋沙羅じゃなくて高梨沙羅ですよー (2017年2月27日 6時) (レス) id: 685133b627 (このIDを非表示/違反報告)
とみ - 一瞬で気づくのすごい (2016年4月22日 11時) (レス) id: 86e9b475ac (このIDを非表示/違反報告)
PIRANIA同盟 - わぁーーーー!! マジで神小説ですっ!!!! 何度も1から読み返してます…(照/// 応援してます。 どんどん新作出してください!! (2015年10月31日 13時) (レス) id: 6a6985e085 (このIDを非表示/違反報告)
こっちゃん(プロフ) - ひとつだけ言わせてください!新一はお母さんのことを「お袋」じゃなくて「母さん」って言ってますよぉ。 (2015年5月7日 20時) (レス) id: e6681ad596 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:kaka | 作成日時:2013年5月10日 15時