悪友トリオと、私と、日常と。【APH】

あくゆーとななふしぎとわたし─６ ページ10

あの後四つ目の【理科室の人体模型】を飛ばしている事に気が付き、私達は理科室へ向かっていた。

＿＿＿＿＿

普｢足を──誰かに、引っ張られたんだよ｣

｢『は？』｣

仏｢ち、ちょっとぷーちゃん、落ちた時変なとこ打った？｣

西｢あ、足引っ張られたって誰もおらんやん｣

『そ、そうだよギルちゃんそんな怖い事言わないでよ蹴るぞ』←

普｢お前ら現実逃避すんな！！
あと蹴るなよまた落ちるだろ！！｣

仏｢でも…じゃあほんとに【プールの女】…？｣

『それ確定したら私ほんとに不定の狂気入るから』←

普｢だからクトゥル●ネタ出すなよ｣

嫌だよそんな認めたくない私ほんとに無理だからもうやだこの学校爆ぜろ爺ちゃんなんでこんな学校作ったのなんでえええええ

その時、何かの足音が聞こえた。素足で歩いている様な、そんな音。

ペタ…ペタ…

｢『…ひっ』｣

ペタ…

｢『ひぎやあああああ！！』｣

誰もいないのに聞こえる裸足の足音。水が滴っているのか、水の跡が出来ていた。

──ねぇ、まってよ…──

そんな声も聞こえた気がした。

＿＿＿＿＿

なんて事があった物だから、私達は無理矢理｢理科室行ってねぇ！！｣と付け加え、理科室に向かっているのだった。

因みに不定の狂気はつい先程ほんの一分で終わった。←

普｢おっ、理科室着いたな｣

ギルちゃんがそう言ったので、私達は理科室の前で足を止めた。

ギルちゃんはプールに落ちてビショビショなので、パーカーを脱いで腰に巻いている。くっそむきむきめ。

仏｢これ、足でドア閉めたら枕元に人体模型現れるとか…｣

西｢そんな話せんとってや髭毟るで｣

『やめww』

そんな話をして理科室に入り、人体模型の前に立つ。

仏｢これ何時になったら動くの？｣

普｢さぁ？ヴェストが調べた時は唯単に動くとしか書いてなかったみてぇだぜ？｣

西｢待つん面倒やなー｣

『もう帰ろう(白目)』←

｢｢嫌だ｣｣

『死ね！！』

うう、一人で帰るのとか無理だってマジでさあここから玄関ホールまでどんだけ距離あると思ってんのよ玄関ホール辿り着く前にSAN値０だわ

西｢あれ、なんか心臓の部分取れてない？｣

『え、マジで？それこの前私がやっちゃったやつ』

仏｢何やってんのよww｣

『いや、ぶつかっちゃってさ、なんか倒れた時にポキッて音が聞こえた気がして…』

普｢それヤバいやつじゃねぇ？www｣

『やめてよおお、私呪われたくないいい』

｢｢wwwwww｣｣

くっそこいつらぁあ…帰ったら覚えとけよ…

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