じいちゃんとわたし─3 ページ19
爺ちゃんが持ってきたお菓子を手に取って、適当に質問されたら返す、と言う他愛もない会話。
テーブルの上にはゲルマンさんが持ってきてくれたクーヘンや、爺ちゃんが作ったのかどうかは分からないけど異様に美味しいティラミスとか…兎に角たくさんお菓子が乗っていた。
最初は、
羅「最近学校は楽しいかー?」
『うん、楽しいよ』
羅「ゲルマンの孫ともつるんでるんだってー?」
『うん、ギルちゃんとフランと親分と大体一緒にいるかな』
なんて話だったんだけど…途中からなんか変な方向に行って……
あーティラミスうめぇ。
やっぱお菓子良いよなー、ティラミス冷たくて美味しい…
そんな事を考えていた時に、爺ちゃんが一発。
羅「好きな子出来たか!」
「『ブフッ』」
ゲルマンさんと吹いちゃったよもう。ゲルマンさん顔真っ赤じゃんか、隊長と一緒…←
『好きな子って…別に出来てないよ』
羅「いつもつるんでる三人の中にいたりとかしないのか!」
『そんなワクワクして見つめられても居ないものは居ないよ』
そう言うとえー、と唇を尖らせる爺ちゃん。ゲルマンさんはこの手の話が恥ずかしいのか何なのか、ただただ震えている。
……ゲルマンさんかわいいなおい←
ゲル「…ローマ、そんな話をここでするな…」
羅「お?お?顔真っ赤だなーどうしたんだー?」2424
ゲル「………」
羅「ごめん無視するのやめて!!」
『……小学生かよ』ボソ
まぁ久しぶりに爺ちゃんとゲルマンさんに会って分かった事は、全く全然変わってないって事だ。
相変わらず小学生並の口喧嘩だ。
『爺ちゃん、私そろそろ戻るね』
羅「お?おー、そうか、じゃあまた話そうな!!」
えええ、どうせ似たような事聞かれるんだろ…
ゲル「…また来い。
コイツが煩いから、話相手になってやってくれ」
『はい、ゲルマンさん今日はめちゃくちゃ喋りますね』
ゲル「………」
『えっちょっ黙らないでくださいよ!』
この会話じいちゃんともしてたよね!
『じゃあ、失礼しました。
またね、爺ちゃん、ゲルマンさん』
羅「おー!じゃあな!」
ゲル「……」
爺ちゃんは大きく手を振る反面、ゲルマンさんは無言で小さく手を振った。
久しぶりに会ったけど、楽しかったな!
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斑(プロフ) - k9さん» 面白いですよね!あの絶妙なくだらなさがツボですwコメントありがとうございました! (2015年11月5日 18時) (レス) id: 222ce81197 (このIDを非表示/違反報告)
k9(プロフ) - 男子高校生の日常、知ってますよ。面白いですよねー。頑張ってください! (2015年11月5日 16時) (レス) id: 744a35a675 (このIDを非表示/違反報告)
斑(プロフ) - ゆーみやン@イナシリらぶ!!さん» はじめまして!!読んでくださってありがとうございます!!飽きなかったとは…嬉しいです!!ありがとうございます!!次作は出来たら載せますので!!コメントありがとうございました!! (2015年9月14日 17時) (レス) id: 222ce81197 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーみやン@イナシリらぶ!!(プロフ) - はじめまして!!今まで全話読んだのですが、とても面白かったです!!読んでいて全然飽きませんでした( *´艸`)次作も楽しみにしています! (2015年9月13日 23時) (レス) id: ab4a59f894 (このIDを非表示/違反報告)
百合桜@フランス領元桜 - 男子中学生許すまじ (2015年9月9日 6時) (レス) id: 29848ed227 (このIDを非表示/違反報告)
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