悪友トリオと、私と、続編と。【APH】

あくゆーとどっきりとわたし─１(蒼宙様リク) ページ19

※なんか眉毛が幼い(精神的に)
…………

『あのね、悪友だけでなく極東兄弟を呼んだのには理由があるの』

此処は私の寮室。丁度リヒテンちゃんはお兄様と出ていて、此処に居るのは私、ギルちゃん、フラン、親分、菊、にーにだけ。
テーブルを囲んで珈琲を出し、フランに貰ったラング・ド・シャを頬張る。

普｢ふぃふふ？｣ﾓｺﾞﾓｺﾞ

『ギルちゃん人語で喋ってね』

普｢(ｺﾞｸﾝ)…理由？｣

仏｢ちょっと食べかす零しすぎ！！｣

西｢ふあいふあい｣ﾓｸﾞﾓｸﾞ

仏｢ちゃんと喋れってばもー！｣

フランがオカン()になって、そんな三人を菊が苦笑して眺め、“兄弟”と呼称されたにーにが目を輝かせる。そんなカオスな時間を、私は気にせず理由を説明した。

『あのね、実は明日、眉毛バチカン(うち)に来るんだ』

日｢Aさんの家にですか？｣

『うん。まあ、それだけなら何となく許せるじゃない？
むしろ観光客が来てくれて私の財布が右肩上がりだし』

中｢そうあるな｣

しかし、問題はそこでは無いのだ。あいつが来るとか来ないとかは彼の上司が決めるので、私がなんだこうだと言っても何も変わらない。

『あんの眉毛、手土産に岩石(スコーン)持ってくるとか言いだしてさあ…！』

──とは言え、持ってくるものは変えられる筈。

仏｢どんまいwwww｣

『死ね』

西｢Aならいけるてwww｣

『ぶん殴るぞ』

普｢それはもう…回避できねえ運命だなww｣

『うるさいよ！！』

悪友達が私を弄りに弄りまくる。畜生。他人事だと思って笑いやがって。
そんな私達を見て気を遣ってくれたのか、菊が突然話を切り替えた。
Grazie,お爺ちゃん…。

日｢して、私達迄収集した理由とは？｣

『ああ、それはね、何とかしてアーサーに岩石を持ってこさせないようにして欲しいの』

日｢えええ、そんな無茶な…｣

中｢持ってこさせない、とは言うあるが、逆にどうやってそうなるように持って行くあるか？｣

仏｢もう直接言えば？
『お前のスコーンマジ岩石的な』って｣

中｢それ香港あるよな｣

西｢じゃあ『お前のスコーン岩石なんだぜ！』｣

中｢それ韓国！！｣

普｢ンなら、『お前のスコーン岩石ダy

中｢もういらねーある！！｣

普｢(´・ω・｀)｣

落ち込むギルちゃんを撫でながら、私からも適当に発案する。

『兎に角あいつが岩石さえ持ってこなかったら何でも良いからさ。
菊の大好きなドッキリとかでも何でも』

日｢！｣

おいなんか爺の目が輝いてんぞ。

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