あくゆーとはなびたいかいとわたし─2 ページ28
《本日20時30分より、花火の打ち上げを開始いたします──…》
『ありゃ、もうこんな時間?』
仏「じゃーそろそろ場所取りしよっか」
西「でも人多いんとちゃう?見えるかなあ」
普「んなら俺様、イイトコしってるぜ!」
ギルちゃんがそういうものだから、私達はギルちゃんについて行った。暫くすると人混みから離れた、小さな崖のようなところに出た。少し下の方にはお祭りの灯りが見える。
仏「確かにここなら良く見えそうね」
フランの言葉に、ギルちゃんはふふん、と胸を張って言った。
普「去年ジジイと一緒に来てよ〜、人が毎年多いって聞いてたからよ、ちょっくら探してやったんだよ。
そしたらここ見つけてよー、いやあやっぱ俺様最」
ドオオオォオン!!
『わああ〜!きれい!』
仏「日本の花火はほんとすごいよね〜」
西「あっあの花火トマトみたいやない?」
『ほんとだ!』
普「……………きれいだよなー…ぐすん」
花火にセリフを遮られた(笑)ギルちゃんは鼻をすすりながら花火を見上げた。
仏「いいねいいね〜、美しいなあ〜」
かわいらしい扇子をぱたぱたと仰いで花火を見上げる。
西「あ!あれイタちゃんとロマーノの色やー!」
赤と緑の花火を見つけて大はしゃぎの親分。
『すごい……すごいね、きれい…』
あまりの美しさに、それらしい言葉を上手く発せない私。
いくつも上がる打ち上げ花火を、私達はいつまでも見つめていた。
そしてその夜オールした。
『マジで有り得ない…』
仏「ごめんお兄さんはしゃぎすぎた…」
西「あかんわぁ……」
普「……」チーン
あのあと結局菊の家ではしゃいで、ずっと遊んでた。ゲームしたり枕投げしたり、たまに菊の原稿手伝ったり()、そしてまたゲームしたり。
日「皆さんたった一日ですよ……私なんて三徹なんて日常茶飯事………」
仏「菊ちゃんなんか口から出てるー!!!」
西「それ出たあかんやつー!!!」
普「戻ってこいジジイ!!!」
『おじいちゃんなんだから無理しないでー!!!』
目がいつもより死んでいる菊を精一杯こっちの世界へ引き戻す。危なかった。
日「……ですがとても有意義な時間でした」
『うんまあ…そうだね』
仏「楽しかったもんね」
西「お土産もめっちゃもろたしな〜」
普「俺様栄誉賞をおくるぜ!」
日「あ、それは結構です」
普「なんでだよ!!!!」
────
桜葉様、リクエストありがとうございました!
あくゆーとねたぼしゅーとわたし→←あくゆーとはなびたいかいとわたし─1(桜葉様リク)
58人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ヘタリア」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桜葉 - またリクエストさせてください!悪友にテストを受けて欲しいです!お願いします! (2018年2月17日 23時) (レス) id: e19bf62fb6 (このIDを非表示/違反報告)
斑杏(プロフ) - ペココさん» 了解です!!リクエストありがとうございました!! (2017年12月27日 21時) (レス) id: 757faf627b (このIDを非表示/違反報告)
ペココ - リクエストよろしいでしょうか?悪友の髪型をいじって欲しいです!よろしくお願いします! (2017年12月27日 21時) (レス) id: 6ebaf1d346 (このIDを非表示/違反報告)
斑杏(プロフ) - 桜葉さん» ありがとうございます!遅くなってしまってすいませんでした(^_^;)これからもよろしくです! (2017年12月3日 11時) (レス) id: 757faf627b (このIDを非表示/違反報告)
桜葉 - 斑杏さん» ありがとうございました!!凄く可愛かったです! (2017年12月3日 11時) (レス) id: 1b9c315117 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ