英国紳士の妹は名探偵！【名探偵コナン×APH】

１１P:会議-Conference- ページ12

『で、兄さん』

英｢おう、なんだ｣

荷物を整理し、蘭達に隣の部屋に行ってくる、と伝え、現在に至る。

『菊からは今日、会議がある、と聞いていたのですが？貴方は今、ここに居ますよね。
何故です？』

そう問うと、ギクッと音がして兄さんが固まる。

えー、まさかドタキャン……？←

英｢あ、ああの、ほら、今日の会議はいきなり中止になって……！！｣

『……あぁ、菊？今何してるの？え？会議中？』

英｢わぁぁぁっ！！電話すんなばかぁぁっ！！｣

叫ぶ兄さんの反応で確信が持てたので、耳に当てていたスマホを耳から離し、かけてない、と言う意味を込めて兄さんに画面を見せる。

英｢なっ、おま、カマかけやがったのか！？｣

『ええ、分かり易い反応でした。』

英｢くそ……｣

やられた、と言う様に顔を歪める兄さんに、またはぁ、と溜め息をつく。

兄さんがいなければ、[イギリス]を担う者がいなくなる。…まぁ、同じ国の化身が二人いるのは特別なケースなのだが(イタリアとか)。

英｢だ、大丈夫だ！日本が来てない分の書類まとめておく、って言ってたから……｣

『兄さん、ここでは菊、ですよ。
それから菊には僕から礼を言っておきます。』

英｢悪い……｣

『悪いと思っているなら最初から来なければいいものを……』

英｢うっ…｣

『でもまぁ、僕も兄さんに会いたかったですしね…』

そこまで言って、ハッと我に返る。

英｢え、お前今…！｣ｷﾗｷﾗ

『う、煩いです』ﾌｲｯ

英｢いやでも会いたかったっt

『僕は何も言ってません』ﾌｲｯ

英｢いやでも会いt

『知りません、何ですかそれ』ﾌｲｯ

しまった……
っあ、ぼ、僕は本当に何も言ってないからね。勘違いしないで。

『取り敢えず僕はもう部屋に戻ります。
では、また後で』

英｢おう｣ﾆﾖﾆﾖ

全くあの人は……(ﾜﾅﾜﾅ)

そしてドアノブに手を掛け、扉を開くと、

『！？コ、コナンくん！？』

英｢なっ｣

江｢あ、えと、ちょっとトイレに…｣

ほっ、話は聞かれていないようだ…
兄さんが日本、と言ったのを訂正してしまったからな…
あと会議やら何やらと言ってたし……

『じゃぁ、僕と帰ろうか。
っていっても、隣だけれど』

江｢うん！またね、アーサー兄ちゃん｣

英｢(アーサー兄ちゃん！？)
おう、またな｣



(英｢(あれ？つかあの子供誰だ…？)｣)

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