英国紳士の妹は名探偵！【名探偵コナン×APH】

３７P:綢繆-Clinging- ページ40

兄さんのボケが炸裂したところで、僕はコナンくん達に釘を刺した。

『僕達が国という事は、誰にも話さないでくれないか？』

元々、上司からは｢決してバレないように｣と命令されているのだ。これ以上の一般国民に知られるとまずい。

阿｢でも、国はゆるーく国民達に受けいられとるんじゃろ？｣

博士がご最もな事を言う。国民達に緩く受け入れられているのなら、別にバレても構わないだろう。

『ですが、その前に国民達はパニックになります。
国民達のパニックは、僕達国にも反映する。』

僕達の為にも、国民達の為にもはパニックる何としても避けなければ。

灰｢国にも反映するってどういう事？｣

哀の問いに今度は日本が答える。

日｢例えば、経済が不安定な場合。
私達国は、[風邪]にかかるんです。｣

英｢そう言えば、この前日本の家は増税したんだよな？｣

日｢ええ……増税した瞬間、咳止まりませんでした…最近はまた上がるとか何とか……
爺にはたまりませんよ、全くもう｣

ポコポコ、とあの日本が珍しく感情を表に出した。国民達も困っているからだろうな…日本は国民想いだから。

阿｢しっかし不思議じゃのう、[国]も[人]と変わらず生きとる…｣

博士がお茶を啜りながら、しみじみと言う。

『…[国]も[人]も変わらない。
感情があって、言葉が話せて、この世に二つもない個性がある。』

人と同じ。何も変わらない。違うのは、寿命だけ。僕達国だって、明日滅んでしまうかもしれない。でも、悔いのない様に精一杯生きている。……それも人と同じだ。

暫く沈黙になり、少し気まずい空気になったところで、博士が沈黙を破った。

阿｢次はお前さん達の番じゃぞ、新一君、哀君｣

江｢あ、あぁ｣

灰｢そうね｣

取り敢えずはまず、一番気になる所から。

『新一は高校二年生なんだろう？哀は…成人しているようだが。
何故縮んでいるんだ？』

江｢俺達の事も、他の奴には話すなよ。
蘭にも園子にもダメだ。
…国には良いかもしれねぇけど｣

そう言ってから、コナンくんが長々と真実を話し始めた。



(そこには信じられない[真実]があり、)
(とてつもなく危険な事が、)
(彼達の周りをまとわりついていた。)

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