英国紳士の妹は名探偵！【名探偵コナン×APH】

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英｢はぁ！？電話が通じない！？｣

綾｢ええ…昼間はちゃんと通じてたのに……さっきの雷で電話線が切れたのかしら？｣

綾子さんがそう言うと、高橋さんが顔を真っ青にして絞り出すような声で呟いた。

高｢あ、あいつだ…｣

『高橋さん？』

僕が声をかけたのも無視して、｢あの包帯男が切ったんだ｣｢あいつが！あいつが…！｣と呪われた様に喋る。

そして、

高｢うわぁああっ！！｣

恐怖のあまりに別荘を飛び出てしまった。

まぁ、そうなってしまうのも仕方が無いだろう。

自分が見た、気味の悪い包帯かが、ついに人に手を出した。僕達が蘭を見つけるのがあと一秒でも遅ければ、蘭は……蘭は。そして唯一の頼み、警察にも連絡がつかない。

電話線を切ったのはあの包帯男……

そう考えるのが妥当だろう。

つり橋の前まで行った高橋さんは、走るのをやめて、後ずさりながら橋を見つめていた。

角｢なんだ？どうかしたのか？｣

僕達が追いついて、つり橋に目をやると＿

毛｢う、嘘……｣

角｢は、橋が落ちてる…｣

綾｢どうして？｣

太｢自然に落ちたんだろ？相当ボロだったからな、このつり橋……｣

むむ…そうでもないみたいだな……

『違う。
誰かが切ったんだね、これは…』

角｢え？｣

英｢つり橋のロープがつないであった柱、ズタズタだろ？誰かが切ったんだな、故意的に。｣

兄さんがカッコイイ…(絶滅危惧種)←

綾｢い、一体誰がこんな事…｣

そしてまた、高橋さんが｢あいつだ…｣｢これもあの男が…｣と顔をより一層青くして震えだした。

その瞬間、知佳子さんが恐怖に包まれた空気を一瞬にして壊した。

池｢何が包帯男よ！！バカバカしい！！
森で女の子を襲ったのも、電話線を切ったのも、橋を落としたのも、皆私達を驚かすため！
きっとその人、私達が怖がってるのをみて楽しんでるだけよ！！
これ以上私達が怯えてると、その人の思うつぼだわ！！｣

そう言って知佳子さんは別荘に戻って行った。



(『なんともまぁ、気の強い女性だな…』)
(英｢エリザベータ思い出した…｣)←
(『彼女の方がまだ弱い方ですよ…』)
(江(また知らねぇ名前か……))

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