古椿の霊 ０６ ページ21
｢命を…何だ？｣
｢
いやまずコイツの�犖沈��瓩修鵑覆鵑世辰燭鵑�。
｢昔、花之さんが生死をさまよった事があった。
その時、椿が──自分の命を、半分与えた｣
｢んな、こと…出来んのかよ…｣
｢普通は出来ない。
だけど彼女は普通の『古椿の霊』ではない、１年中花を咲かせる椿の木に宿った、『古椿の霊』だ。
彼女は異例なんだよ｣
ふわりと笑う椿の微笑を思い出せば思い出すほど、とてもそんな気はしなかった。そして、聞けば聞くほど、彼女と俺の違いが痛いほど突きつけられた。
｢…私が今君にこうやって話しているのはな、爆発少年｣
｢…んだよ｣
名前については諦める事にした。どうせコイツは言っても直さない。
｢彼女が君と話せない状況にあるからだ。
君…ここにあるものが見えるか？｣
そう言って、
｢…？なんも、見えねえ｣
俺には、ただ枯れ葉が舞うだけのようにしか見えなかった。
｢…やっぱり…椿お前、自分で磁気が合わせられてないんだな？｣
｢は？！｣
｢今この場所に、椿がいるよ。ちょうど今指差した場所に。
だけど、自分で磁気が合わせられてないんだ…つまり彼女はそれほど…｣
｢それほど…なんだよ｣
分かっていた。
聞かなくても、なんとなく察してしまった。
｢それほど、弱っている｣
｢─ッッ！｣
つまり、どちらかが死ねば、もう一方の命も消えてしまうということだ。
草野のじいさんは回復の見込みがないと、椿が言っていた。だからあの時椿は｢人生のすべて、生命の核と言っても過言ではない｣とまで言ったのだ。そして、｢彼が死んでしまえば、もう二度と会えなくなる｣ということもそういうことだろう。会うも何も、繋がっているのだから、死んでしまえばどうにもならない。
｢知ってるかい、爆発少年｣
｢…？｣
｢昨夜、花之さんの容態が悪化したらしい。
夜まで保つかどうか危ういらしい｣
｢な…！！｣
なら、だとしたら。
椿と話せるのは、今日が最後かもしれない…？
｢………よ…｣
｢？爆発少年？｣
｢ふざけんじゃねぇ！！！！！｣
｢？！？！｣
気が付けば俺は、見えないそれに怒鳴り散らしていた。
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ちょこもち - リクエストです！雪女でマイク先生、よろしくお願いします！更新頑張ってください！ (2019年9月2日 19時) (
レス) id: cae02b46bd (このIDを非表示/違反報告)
ruki(プロフ) - リクエストなんですけれど、ぬらりひょんをお願いします!! 飯田君がいいと思うんですよ!! (2019年2月8日 11時) (レス) id: 9e70f2105a (このIDを非表示/違反報告)
斑杏(プロフ) - 智さん» ああぁすいませんんん！！お気に召していただけたようで何よりですうう！！リクエストありがとうございましたああ！！ (2018年6月30日 18時) (レス) id: 757faf627b (このIDを非表示/違反報告)
智 - 更新ありがとうございますぅぅぅぅ!!そして思っていたよりめちゃくちゃ面白いです!! (2018年6月24日 0時) (レス) id: f95649cda1 (このIDを非表示/違反報告)
斑杏(プロフ) - 智さん» 申し訳ありません、色々ドタバタしていて…書き出しますのでもう暫くお待ちいただければと…！！！本当に申し訳ありません！ (2018年6月4日 16時) (レス) id: 757faf627b (このIDを非表示/違反報告)
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