ろくろ首 ０１＊緑谷出久 ページ3
今朝から僕は上の空だった。だから、麗日さんに、
｢デクくん、おはよう！！｣
と言われても、数秒は気付けなかった。
｢……えっ？！うわっ、あっ、わっ、う、うう麗日さんっっ！！
お、おはよう！！｣
｢あはは、どもり過ぎだよ〜｣
麗日さんがにへっと笑った。か、か、か、かわいい…。だけどふと登校中の事を思い出し、また少し放心してしまった。それに不思議と思ったのか、麗日さんが首を傾げて問うてきた。
｢デクくんデクくん、なんか今日変やね？
なんかあったん？｣
｢えっ…｣
思わず言葉を噤んだ。会って間もないのに、言っても良いものなのか。だけどどう考えても自分で解決出来るものではなくて、僕は意を決して麗日さんに話した。
｢…最近、登校中に同い年くらいの女の子と会うんだよ｣
名前も知らない、制服も着ておらず何処の学校かも分からない。なのに彼女は毎日同じ場所、同じ時間に決まって現れて、いつも僕に話しかけてくるのだ。そしてなんと今日、その子は僕に、
｢ねえ、今度二人で何処か行かない？｣
と言ったのだ。
｢ぼ、僕、女の子にそんなこと言われたこと無くて、どうしたらいいのか…｣
｢そうやったんや…｣
僕は女の子に声をかけられるようなタイプではないし、どちらかと言えば避けられるタイプだ。そんな奴が急に誘われれば、動揺するのは妥当なんじゃないかと思う。そして、僕はその後の衝撃的な出来事を思い浮かべつつ、麗日さんに言った。
｢それにその人、一瞬首がなかったように見えて…｣
｢えっ｣
｢なんていうか、首が抜けて頭だけが浮いてるって感じの…｣
｢えええっ、何それ！めっちゃ怖いね？！｣
すれ違いざまに見たものなので信憑性は薄い。しかも振り返った時にはしっかり首があったし、見間違いだと思わない訳では無い。だけど確かにあの時、彼女の首は…なかった。そしてその女の子は、｢放課後、学校の前で待ってるから｣と言って笑った。
｢それほんまに大丈夫なん？｣
｢うーん…先生とかに言った方がいいのか分からなくて…｣
｢言った方がええやろそんなん！！
行こ！！職員室！！今すぐ！！｣
｢ええっ、う、麗日さん？！｣
麗日さんが僕の腕を引っ張って、職員室へと走る。
うあああ、じ、女子と手ぇ繋いだ！！※繋いでない
職員室に着くと、一人の教師が僕らを出迎えた。それは、
｢やあ、どうしたの二人共？｣
１−Ａの副担任、
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ちょこもち - リクエストです！雪女でマイク先生、よろしくお願いします！更新頑張ってください！ (2019年9月2日 19時) (
レス) id: cae02b46bd (このIDを非表示/違反報告)
ruki(プロフ) - リクエストなんですけれど、ぬらりひょんをお願いします!! 飯田君がいいと思うんですよ!! (2019年2月8日 11時) (レス) id: 9e70f2105a (このIDを非表示/違反報告)
斑杏(プロフ) - 智さん» ああぁすいませんんん！！お気に召していただけたようで何よりですうう！！リクエストありがとうございましたああ！！ (2018年6月30日 18時) (レス) id: 757faf627b (このIDを非表示/違反報告)
智 - 更新ありがとうございますぅぅぅぅ!!そして思っていたよりめちゃくちゃ面白いです!! (2018年6月24日 0時) (レス) id: f95649cda1 (このIDを非表示/違反報告)
斑杏(プロフ) - 智さん» 申し訳ありません、色々ドタバタしていて…書き出しますのでもう暫くお待ちいただければと…！！！本当に申し訳ありません！ (2018年6月4日 16時) (レス) id: 757faf627b (このIDを非表示/違反報告)
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