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your side
A「玲於、離してグスン」
玲於「やだ、絶対離さねぇ」
A「なんで?私以外にも好きな子いるのに」
玲於「は?俺おまえ以外好きじゃねーし」
そんなの嘘…でしょ?
だって女の人と2人で歩いてたんだよ?
もう信じられないよ…
玲於「A、顔あげてこっち見て?」
A「今、顔見せられない」
玲於「泣き顔なんて何回も見た」
A「でも…」
抱きしめられてた腕はほどかれて
その代わりに頬をがしっとつかまれた。
玲於「ほら顔見えた」
A「見ないでよ」
玲於「ねぇちゃんと俺の目見て?」
A「見た」
玲於「俺、おまえ以外に好きなやついると思う?」
A「でもこの前ね、玲於が女の人と歩いてるの見たよ…」
玲於「ああ、あれね。今から言うことしっかり聞いてて」
頬から手ははずれ
私の前にひざまずく玲於。
玲於「俺にはおまえしかいない。だから結婚してください」
A「え、うそ……………」
嬉しい気持ちと
玲於を疑ってごめんって気持ちがいっぱいで
さっきよりも涙が溢れ出す。
玲於「嘘なんかじゃないよ。女の人と歩いてたのはおまえの指輪買うのに付いてきてもらっただけ。あの人、おまえと似たような体型だからさ。だからそれ以上でもそれ以下でもないよ」
A「玲於…ごめん、わたし…」
玲於「おまえは謝んなくていいの。俺がお前に悲しい思いさせたのが悪いんだから」
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あいか - 続き読みたいです〜 (2017年3月15日 18時) (レス) id: 6ecbb023cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サノツカ | 作成日時:2017年3月14日 21時