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# 61 ページ11

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昨日は結局、Aから返事はなし。


本当、今なにしてんだろ。


俺、今日から地方で撮影だから


一緒にいてやれねーしな。


とりあえず、事務所向かわなきゃ。









あんまり人が通らない道。


そこを1人で歩く。









A「手伝いましょうか?」









今、Aの声がした。


絶対、絶対、絶対あいつの声。


好きな奴の声、間違うわけないじゃん。









あ、いた。やっぱりA。









おばあさん「あら、手伝ってくれるの?」


A「はい、それじゃあお持ちしますね」









おばあさんの荷物を


持って向こう側から歩いてくるA。









ほんっとお人好しで


人を信じすぎて騙されやすくて


でも気づいちゃうと敏感で


本人は悲しくないようにしてるけど


だいたい顔に出ちゃってる。









おばあさん「お姉ちゃん、ありがとうね」


A「いえいえ、少しでも役にたてたらそれでいいです」









にこにこしながら


おばあさんと話してたから


笑顔見れてよかったって安心。









近くなる俺らの距離。


声、かけようかな。









あとだいたい5m。


これなら声、聞こえるでしょ。









玲於「A」


A「あ…………玲於」


玲於「おまえどこに…A「ごめん、今手伝ってるから」









俺が声をかけると目を泳がせて


おばあさんと話しながら


俺が進むのとは反対方向にまた歩いていった。









俺、なんかした?


結婚したいって思ってたのは俺だけ?









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あいか - 続き読みたいです〜 (2017年3月15日 18時) (レス) id: 6ecbb023cd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サノツカ | 作成日時:2017年3月14日 21時

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