落ちこぼれだと言われた子供【伏黒甚爾】【呪術廻戦】

20話 ページ29

これからは俺がお前の食事を作ってやるよ…？

…ダメだダメだそんなの…！

「甚爾様にそのような事はさせられません！！
するなら私が…！！」

反論したところ…

甚「俺の決めたことに意見するのか？」

………………………………………………………………………………

「いえ…とんでもございません…」

甚「フッ…」

すぐに言うことを聞く私の態度を見て
満足そうに微笑まれた甚爾様…

「有難くそのお申し出に甘えさせて頂きます
ありがとうございます…甚爾様…」

甚「別に構やしねぇよ…
大事な愛弟子の為だ…」(ﾆｺｯ

「…まだ何の指南も受けておりませんし…
まだ何の技も習得しておりませんが…？」

甚「そんなかたいこと言うなよ…
これから愛弟子になんだからよ…」

「フツーの弟子で宜しいのでは？
何故頭に愛を付ける必要が？」

甚「こう言った方が良いか？
一番弟子…」

「…何か人から期待されそうな感じの呼び方
ですね…」

甚「あん？何でだよ？」

「甚爾様の一番弟子となると…
あの甚爾様の一番弟子だから、
優秀で当然…！！みたいな風潮が…」

甚「ねぇだろそんなの」

「そうでしょうか？
…ですが、師が優れていると…
自ずと弟子も優れているだろうと
考えるのが世の理であり、
私自身も、最強の師に恥じないよう
精進していこうと思っているのも、
事実です…」

甚「お前今サラッと決意表明したな？」

「…図らずもそうなってしまいました…」

甚「ま別にいいけどよ
あんまきばんじゃねぇぞ…
逆に壊れる…」

「はいっ！！」

そのお言葉は…

今までのどんな言葉よりも…

優しくて…そして尚且つ…

自分を大切に思ってくれていることを

感じさせるお言葉だった…

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