月下美人 (ページ1)

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Your side

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その笑顔を向けられるのも

愛の言葉を向けられるのも

最初から、あの人だけだった。

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JH「馬鹿だな、本当に。」

そっと、私の頭を撫でるハニオッパ

「どんだけ想ってもスニョンはヌナしか見ない。」

分かってるよ、オッパ。

そんなこと、分かってる。

『 …それでも、好きなのっ、』

零れ落ちた涙に

溢れてしまう想い

WZ 「もうやめろよ、いい加減！」

「お前が想うたびに、スニョンは傷つく。」

「お前が想うたびに、ヌナだって傷つくんだ。」

分かってる、そんなことくらい。

『分かってるよ、…わかってる！』

『叶わない恋だって、私が諦めればふたりが傷つかなくていいことくらい分かってるの！
私が想えば、誰かが傷つくこんな恋、諦めれば良いって私だって思うよ、！』

何度も私は私に聞いた。

どうして、スニョンくんなのか。

『だけど、どうしてもスニョンくんじゃなきゃって、思っちゃうの。
諦めようとする度に、また好きが増えるのッ！』

何度も辿り着いた答えは
何度も私を苦しめていった。

SG 「諦めなくていいんだよ、」

私の手をギュッと握りしめるブーちゃん

その手がとても温かくて、何処か優しくて、

また涙が溢れ出た。

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