【呪術廻戦】なるほど！呪術師はクソってことか！【僕のヒーローアカデミア】 (ページ24)

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「──────────俺が1位になる」

例の宣誓(笑)を終え、会場はブーイングに湧き、教師たちは頭を抱える。そう。雄英高校体育祭が、始まったのである……

「すっげー！盛り上がってきたねー先輩っ！」

「こういう時はマツ○ンサンバ踊りたくなるよねえ。ところでさ、なんで虎杖くんがいるのかな？？」

当たり前のように隣に立って、体育祭会場を見つめる虎杖くん。目がキラキラしててとってもステキ。まるでアレ……磨かれた泥団子のよう。

でも君たちって体育祭会場そのものの警備じゃなかったっけ？

「俺コサックダンス得意だよ。五条先生から聞いてなかった？」

「え？私恋ダンス踊れるし。虎杖くんの件は聞いてないけど？」

確かに「それ以外の呪いは僕たちが引き受ける」やら何やら言ってた気がするけど。

あの人の言うことは9割方信じちゃダメだからな。怪しく思えてきた。

「恋ダンスとか懐かしー！でも先輩とは踊りたくないかも！！……あのさ、俺は五条先生から伝言預かってきただけだから」

「虎杖くんて二重人格とかだったりする？？」

河原でキャッチボールしてたら急にピッチングマシンに魔球打たれた気分。

打って変わって、わはーとぺかぺか笑いながら「てか俺昔ヒーローに憧れてたんだよな」と零す虎杖くん。

……そりゃそうだ。彼はついこの間までただの一般人で、ヒーローの活躍をテレビの前で応援し、呪いの存在さえ知らなかったのだから。

それまでステージを見つめていたヘーゼルの三白眼がこちらを向く。

「「──────────好きにやれ」ってさ」

それだけ言って、またニカッと笑う。後輩眩しいな。

「……おっけーおっけー。……1位、もぎ取ったるわ」

好きにやれってことは、だ。

念仏のように聞かされた、やれヒーロー界との均衡を保てだの、やれお前の生きる意味は任務を全うすることだけだのは無視をしていいということだ。

そして私が好き勝手やった後始末は、五条先生がしてくれるのだろう。きっと……たぶん。どうせ「若人の青春を……」とか、なんとか言って。