【呪術廻戦】なるほど！呪術師はクソってことか！【僕のヒーローアカデミア】 (ページ1)

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教室の窓際に肘をつき、ガラスを指でつうと撫でる。
隣を見ると、黒髪の後輩も窓の外を見ている。憂いを含む翡翠の瞳は、長いまつ毛に縁取られていて。
私はまた窓の外を見つめると、少し口角を上げて口を開いた。

「ねえ伏黒くん。とてもいい天気だと思わない？」

「いえ、俺には豪雨に見えます」

窓ガラスを叩きつけるような雨。今朝のニュースで観測史上初の大雨だろうと言っていた。
その予報は大当たりで、高専の古びた窓は今にも壊れそうである。あっダメだコレ、メリって言った。

「マジレス求めてないから〜！現実逃避させて欲しいんですう。そのクソ長いまつ毛引きちぎってやろうか」

「そうっスか」

「後輩が冷たくて泣きそう」

冷たいのはいつもの事として、後輩のまつ毛長すぎ問題立案できるわ。
爪楊枝とかのレベルじゃないよアレ。綿棒とかいけちゃうよ？

··········まつ毛関連で思い出した。あの、綿棒超えて鉛筆とか乗せちゃえそうな理不尽の権化。またの名を五条先生。

「──────────とゆーことで！Aは雄英高校に護衛任務に行ってもらいまっす！」

何故ここにいるか。授業が終わり、「雨やばくね？」「それな〜服透けたらどーしよ」とパンダと話し込んでいると、五条先生から呼び出しをされたので着いてきたまでだ。

因みに前者は私、後者はパンダである。

はーんなるほどなるほど。雄英高校ねえ。英雄じゃなくて雄英ね。はいはい。うん。
聞いたことあるわあ。良い所なんでしょう？おたくの娘さん、そこに通ってらっしゃるんですって？

「··········うーん把握。よし分かった。呪術師はクソってことか」

「何一つわかってないじゃん」