三代目の岩田カップル

女の子の日 ページ6

あぁ…お腹痛い…

生理2日目の今日
生理痛がピークに達した夜



剛「Aーおれ先シャワー浴びてい？」


今日は私の家にお泊まりなんだけど

「うん」

生理のせいでイライラが止まりません


剛「A？」


「なに」



あー冷たくあっちゃった…

いつもより様子がおかしい私に気づいて
ソファーの隣に座ってくる剛典


剛「どした？」

「べつに」


だめだ…
ちょっと1人になろう



ソファーをたって寝室に行こうとする私の腕を

剛「まって」

彼が止める


「もーなによ！」


最悪…剛典の目が怒ってる


剛「なんだよ…もういい」


腕を振り払ってお風呂場にいった剛典



「もう、嫌…」

そのままソファーにうずくまった
お腹痛いし…イライラするし…
剛典と喧嘩するし…

はぁ…自分がいやだよ



その瞬間ふわりと感じた温もり


「えっ」


剛「…」


「剛典？」




暖かくて甘くて優しい
大好きな香り



「剛典ごめん…」

剛「うん、どーした？」



生理でイライラしてたなんてしょうもない事だと思う
言っても多分この気持ちは女の子にしかわかんないし


「なんでもないよ」


うう…お腹痛い


剛「ばか…」

頭を優しく撫でてくれる剛典


剛「もしかしてさ…今日女の子の日？」


えっ…

なんで…？


剛「やっぱそうか」


はぁってため息をついて抱きしめていた腕を離される

嫌われた？かな…



剛「ごめん、気づいてやれなくて
辛いよな？
そーゆー時は甘えていいから」


「剛典…ごめんね」


こんな最高な彼氏…いますか？



「ひとつ、お願いしてもいい？」


剛「いーよ」



「お腹痛いから、ずっと側にいて」


そう言うと優しい顔でふわって笑って
私をやさしく抱きしめた



剛「そんなお願い、いつでも聞いてあげる
ずっと側にいてあげるよ」




そして一晩中抱きしめてくれました。


ああ、お腹痛かった(笑)

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