恋。 (ページ1)

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冬

高校生活の内、1年が終わろうとしていた

『、、さむっ』

マフラーをぐるぐる巻きにして、雪が降る通学路を下校していく

私は、どこにでもいるような高校生

高校生活は、充実しているかと言われると、うーん、、って感じ

友達はぼちぼちいて、勉強もそこそこ

高校生活のお定番、青春やら恋やらは、私には無関係のようだ

はぁ、

声にならないため息が、

街灯に照らされてできた私の影に溶けていく

全く、私はこのままでいいんだろうか

そう思った瞬間

『、う、わぁ』

まさに、つるっという効果音がドンピシャだと思う

私は、雪で滑りずっこけた

恥ずかしすぎて、笑えるくらい

？「痛ってぇ、、」

ずっこける私に呆れていると、

突然私の頭上から声が聞こえ、とっさに顔を上げる

そこには、仰向けになった青年がいた

そう、私はこの青年の体にダーイブしていたのだ