霧崎第一共作（ゆづき＆猫＠猫）花宮真 (ページ21)

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見よ、目覚めざる者の身体能力(１８話）ページ21

花「Aは知らねーかもしれねぇけど来月…

　うちの高校体育祭あるんだぞ」

A「……WHAT？…何それ」

花「は？そんまんまの意味だろうが」

A「体育祭？そんなものこの世に存在しているわけないじゃないですか。

　漫画の読みすぎですぅ～そんなふざけた宴あるわけないんですぅ」

原「いやA、ちゃんと現実…受け止めよ？」

A「む…しかも体育祭って…走らなきゃなんですよね？」

花「ったりめーだ。走らなきゃ何が体育祭だよ」

A「あの、僕その日倉庫に鍵かけて引きこもってまｓ」

花「はっ！誰がそうさせるかっつーの！しかも鍵は外側からしかかけられねーし(笑)」

A「なぁ～んですとーーーー！はぁ…えーでも嫌ですよぉ…大嫌いなんですよ？」

花「ホントにふざけてるなお前。寝てる時はあんなによく動ける奴なのに」

A「もう！だから寝てる時と一緒にしないでくださいって言ったじゃないですか！」

花「はぁ…しょうがねぇ。うちのクラスが勝つためだ。やるしかねぇな」

古「！？花宮、まさか…」

花「ああ、早速今日の体育の授業で試してみる」

崎「げっ…」

A「え？え？何です？っていうか今日体育あるんですかあーーーーー！？」

～～～～

教師「はい次の人、位置について―」

A「うぅ…転校してきて２日目で１００メートルやらなきゃいけないとは…」

花「おい」

A「何です…………ッッ！！！！」

教師「よーい……スタート！」

しゅばばばばばばばばっ！！！ゴール！

モブ「うわ、何昨日転校してきた子！めちゃくちゃはえぇ！」

モブ「速いってレベルじゃねぇぞ！世界いけんじゃね！？」

花「ふっ………成功、だな」

小さく不敵に笑った花宮を誰一人見ていなかった＿＿＿＿＿

A「……スピー……ｚｚｚ……むにゃむにゃ…

　ハッ！！え、何、なんでもうゴールしてるの！？」