霧崎第一共作（ゆづき＆猫＠猫）花宮真 (ページ12)

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僕は僕の、僕での役目を（９話）ページ12

A「＿＿＿という訳なんです、と・い・う・わ・け・で☆

　倉庫、僕に下さい？」

？「い、やちょっと待て！あ、ちょっと待ってくれなくてもいいッ！

　なんだよその過去話！契約ってなんなんだ！」

A「理解力ないですねぇ契約は契約。

　解いてくれる人がいない限り、僕はずっとここにいる役割なんです」

？「解く？」

A「例えで言うとダイヤモンドをド頭でカチ割る位の「解く」です」

？「無理だな…ってかそれしたら頭の方が割れるんじゃ…」

花「フン、それがもし本当だったとしてもこっちに譲る気はねぇ。

　倉庫と言っても俺達は毎日のように使うからな。他をあたれ」

A「…迷惑はかけませんよ！？じゃぁ貴方方が使うときは

　隠れて見てます！」

花「気持ち悪ぃから却下」

A「こ、こう見えてお洗濯、お料理も出来るんです！」

花「場所が倉庫だった時点でどれ出来ても意味ねぇだろ」

A「い、今僕を倉庫の住民にするともれなくティッシュ１年分が

　付いてきます！遊園地ペアチケットも！」

花「何のセールスだよっていうか前者も後者もいらねぇし」

A「…う、あぁぁ！何卒！頼みますよホント！

　どうしても倉庫がいいんです！気に入ったんですぅ！」

花「なんだよその理屈…ってかド下座すんなよ」

？「別にいいんじゃね？」

花「は？何言ってんだ、原」

原「だって面白そうじゃん？ひっそり体育館倉庫に住む少女！

　いいじゃん倉庫だったら俺らと授業関係以外人来ないし」

花「だからと言って…」

？「ついでにバスケ部にも入ってもらうか？丁度、

　人でが足りなかったんだよな」

花「うっ…」

A「本当ですか？バスケ部入れば住んでいいんですか！？」

花「チッ…ただし…条件だ。俺ら以外倉庫に住んでることを教えない。

　見つからない。後……バスケ部に、入れ」

A「ゥヒョ！はいはい、約束します！」

原「花宮優し！Aよろしくね！」

A「はい！…じゃぁ引っ越し…」

？「てかお前今までどこ住んでたんだ？」

A「え、山ですけど。狩りして暮らしてました」

？「花宮！こいつは危ねぇ！追い返すべきだ！」

A「嘘ですけどね」

これで今日から霧崎第一体育館倉庫は僕の家だ