愉快に登場!! ページ7
轟くんのおかげで主犯があの手をつけた人だとわかった。秘密兵器、脳無というものの事も。
「轟くん、どうする？」
「相澤先生のところに向かうしかねぇだろ」
「じゃあごめん、私、先に向かうね。わたしの個性がそろそろ切れちゃう頃だから」
地図を渡して私は一足先に相澤先生がいるはずのセントラル広場に向かう。
向かう途中に敵と何度が遭遇したがそこは何とか切り抜けた。
広場にたどり着くとそこには血を流し、倒れている相澤先生が。
「っ相澤先生!?」
「んぐっ…操作、か…早く、緑谷たちが…」
先生が顔を歪めながらもそう言った。
視線の方に見えるのはあのモジャ頭くんと女の子と小さい男の子。そして、主犯と思われる手の男が。
男の手が女の子の顔に触れようとしていた。
「っ、あいつの個性は……」
「個性!???ヤバいっ！」
相澤先生が個性、といった。恐らく触れてしまったらいけない個性なのだろう。
私はただ走った。転けそうになっても。
「“私の足の速さを増加。パワーを増加せよ”!!!!」
自分自身に個性をかける。
本当はこれ、結構体力なくなっちゃうから普段はやんないんだけどっ!!!!
「その子から、離れてっよね!!!!」
「っ!?お前、普通科の!!!!」
ひた。
男の手が女の子の顔に触れてしまった。
しかし、何にも起きない。
「……本っ当かっこいいぜ、イレイザーヘッド」
先生が、重傷な相澤先生が私達を守ってくれた！
ニタァと笑う男。
その顔に危機を感じたのは私だけではなかった。
「手っ…離せぇ!!」
「だから離してって言ってるでしょ!!」
「脳無」
男がそう呟いた。
私と飛び出したモジャ頭くんのパンチを何かが受け止めた。
やった……。そう思った。
「え、……」
「いい動きをするなあ…スマッシュってオールマイトのフォロワーかい？それに、普通科の生徒、お前、普通科だろ？なあ？なんでそんなこと出来んだよ。お前も、ヒーロー崩れたか？
──まあ、いいや。君たち」
男と脳無が私達に襲いかかろうとした、その時。
ぶわっと空気が変わった気がした。
扉が壊されたのだ。煙が立ち、その中から現れたのは私達の平和の象徴。
「もう大丈夫。私が、来た」
「あー…コンティニューだ」
──オールマイトだった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ユウ(プロフ) - まるさん» 教えて下さってありがとうございます！ (2018年9月23日 17時) (
レス) id: 7b0be6fb89 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認ください。そしてオリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年9月23日 17時) (レス) id: 799fd80b77 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ユウ | 作成日時：2018年9月23日 17時
