愉快に入学 ページ2
私、操作Aっていうんだ。
本日付けで雄英高校普通科に入学します。
いやね、もちろんヒーロー科に入りたかったよ？
でもね、ね、ロボット相手に私の個性効かないの。しょうがないって言ったらしょうがないんだけどさ、やっぱしもっと鍛えておくんだったわ。
……なんて思いながら雄英高校に向かってます。
何考えてんだよって？心の中騒がしいタイプなの、私って。
中学の時なんか友に「顔を心を騒がしすぎ」って言われてきたからね。3年間も。凄いでしょ。
とね、愉快に考えておる場合じゃないの。
ただいま雄英高校に向かってますって言ったじゃん？
うん、いやー、朝起きたら焦ったの。遅刻しそうなの。やばい、私。
「──っと、間に合ったー!!!!」
「間に合ってません」
「間に合ってないー!???」
なんということでしょうか。
私、操作Aは、入学初日に遅刻というものをしていまいました。ハプニーング。
と、担任の、名前なんだっけ？まあいいや。
先生に連れられてやってきた入学式。
人が大勢います。私、人見知りなの、怖いわ。嘘だけど。
「あれ、A組ってとこ、いなくない？」
「さあな」
「冷たいな、君。名前は？」
「……心操人使」
隣に並んでいた同じクラスの心操くんにヒーロー科のA組って所が入学式にいない理由を聞いてみると冷たい返事をもらった。
「私は操作A!!よろしくね、心操くん！」
「いや、別に。よろしくしたい訳じゃないんだけど」
「いいじゃん！よろしくしようよ！ね？」
「ね？じゃないんだけど」
なんと冷たい対応なんでしょう心操くん。
そんなんじゃモテないぞ☆
「モテたいわけじゃない」
「声に出てた？」
「バッチシね」
「あのね、今入学式だよ？静かにしようぜ」
「あんたが言うな」
冷静にツッこまれてしまった。
心操くんが冷たい。
はい、楽しかった入学式も終わりました。
すみません、校長先生。全然話聞いてなかったよ。
心操くんとお話してた。
「と、いうことで！一緒に帰ろうか！心操くん！」
「帰らない」
「そんなこと言うとAちゃん、泣いちゃう」
「……」
スルーですか、そうですか。
いいもんね着いていくだけだし。
不貞腐れながら私は心操くんの後ろを着いて行く。
そして、不意に立ち止まった。
「……？」
「早くしなよ、一緒に帰るんでしょ」
「うわぁー、心操くんキザ！」
「うるさい！」
入学初日、新しく出来た友達の心操くんと私は帰宅路を辿った。
私のコミュ力凄いでしょ。
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ユウ(プロフ) - まるさん» 教えて下さってありがとうございます！ (2018年9月23日 17時) (
レス) id: 7b0be6fb89 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認ください。そしてオリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年9月23日 17時) (レス) id: 799fd80b77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユウ | 作成日時：2018年9月23日 17時
